青夏のロケ地 三重・伊勢志摩
伊勢志摩地域を中心に撮影された映画「青夏 きみに恋した30日」が、8月1日に公開されます。
青夏は別冊フレンドで掲載していた胸キュンな恋愛ストーリで人気だったコミック「青夏Ao-Natsu」(原作:南波あつこ)を実写映画したもの。
今回は青夏きみに恋した30日のロケ地となった場所、伊勢志摩の5つの地域、公開初日と同日におこなわれるお祭り、伊勢神宮の八朔参宮についてもあわせてご案内します。
さっそく、青夏のロケ地についてロケ協力をしている三重県の関係部局、制作サイドに確認の上で公開前にご紹介できる範囲、ネタバレにならない範囲でのご案内です。
正規ルートで聞き取り取材をしているため、予告映像などからたぶん気になるだろうあのシーンのあの場所は「あそこだ!」と特定できていても公開できないロケ地が多々あるのですがご理解ください。
ロケ地は三重県「伊勢志摩」
青夏は東京育ちの船見理緒と田舎育ちで照れ屋な泉吟蔵のひと夏の恋の物語。
その舞台となる田舎の村「上湖村」をはじめ青夏のロケ地は鳥羽市、志摩市、南伊勢町、度会町、大紀町。
ヒロインの理緒が育った東京でもロケが展開されていますが、物語の中心的な舞台は上湖村のため、青夏のなかで印象的なシーンや重要な場面の多くが伊勢志摩地域の5つの町で撮影されています。
青夏の聖地巡礼・ロケ地マップ
青夏のロケ地となった場所、聖地巡礼スポットは三重県の伊勢志摩地域に点在しています。
聖地になりそうなロケ地は電車やバスでアクセスできるところもありますが、正直なところ車で行く方が便利ですし複数の場所を巡ることができます。
東京方面、名古屋、大阪方面から青夏のロケ地や伊勢志摩地域を訪れるには名古屋または大阪からJRまたは近鉄で伊勢神宮の最寄り駅、伊勢市駅を目指します。参考として「伊勢神宮 アクセス」からチェックできます。
成瀬そば
本日の撮影は理緒のおばあちゃんが営む「成瀬そば」
理緒が #夏休み の間だけ生活することになる場所です❣️
外観から溢れ出る美味しそうなお店感……
お昼は蕎麦食べたくなりませんか❓#青夏#葵わかな#佐野勇斗#蕎麦#お腹すいた pic.twitter.com/GuNAhdJfUk— 映画『青夏 きみに恋した30日』 (@aonatsu_movie) 2018年4月3日
理緒が夏休みの間だけ生活をする場所、祖母が営む「成瀬そば」は南伊勢町の古民家で撮影場所の古民家は現在、空き家となっています。
防犯のため詳細な住所は書けませんが、それほど離れていない場所のようですね。
と、当初はご案内していました、申し訳ありません。
吟蔵が働く「泉屋酒店」と混同してしまったようでオフィシャルのロケ地マップでは近鉄加茂駅が最寄り駅?になるようです。
料金
- 450円/伊勢市駅から近鉄加茂駅(各駅)
所要時間
- 電車:28分
理緒と吟蔵がはじめて出会ったバス停
理緒と吟蔵がはじめて出会った記念の場所が三重交通・南勢町営バスの切原バス回転場とされています。
切原バス回転場には近鉄の志摩磯部駅まで電車で移動、磯部バスセンターから五ヶ所バスセンターまで行き、五ヶ所から1日2本(11:23/15:43)運行の町営バスに乗り換え、約15分の終点「切原バス回転場」下車。
料金
- 550円/伊勢市駅から志摩磯部駅(各駅)
- 500円/磯部バスセンターから五ヶ所バスセンター(三重交通)
所要時間
- 電車:43分
- バス:35分
吟蔵が働く「泉屋酒店」理緒と吟蔵がデートをした海岸
吟蔵が働いている酒屋「泉屋酒店」は南伊勢町大江地域にある建物のようですが、詳細は確認できませんでした。
通っている高校「上湖高校」は実在する県立南伊勢高等学校 南勢校舎(三重県度会郡南伊勢町船越2926-1)。南勢町営バスの南勢野添が最寄りのバス停
理緒と吟蔵がデートをした夕暮れの海岸は「船越海岸」で目安の住所は(三重県北牟婁郡紀北町島勝浦)となっています。
周辺に鉄道の駅はなく、近鉄の志摩磯部駅まで電車で移動、磯部バスセンターから五ヶ所行。
約20分ほどで到着の五ヶ所浦から南伊勢町営バスを利用するのですがあまり本数がありません。
できれば、車を利用したいエリアです。
料金
- 550円/伊勢市駅から志摩磯部駅(各駅)
- 500円/磯部バスセンターから五ヶ所バスセンター(三重交通)
所要時間
- 電車:43分
- バス:20分
ちなみに伊勢から車で移動できるなら伊勢神宮の内宮脇を通過する伊勢道路(県道32号線)から恵利原アメニティ交差点で鵜方磯部バイパス(県道167号線)に右折、高塚で県道16号線に右折して五ヶ所浦までは約40分程度。
また、途中には次にご案内する旧一之瀬小学校や志摩のパワースポット「天の岩戸」に立ち寄ることもできます。
天の岩戸は伊勢神宮の内宮の神さま天照大御神が隠れたとされる岩戸の伝承地で一般的には宮崎県の高千穂にある天岩戸神社の岩戸が有名ですが、志摩にも伝承地が存在します。
上湖祭会場(一之瀬神社・旧一之瀬小学校)
上湖祭のメイン会場は度会町立の旧一之瀬小学校(三重県度会郡度会町脇出372番地)と隣接している一之瀬神社(三重県度会郡度会町脇出392)がロケ地となっています。
一之瀬神社は天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の誓約によって生まれた五男三女の神さまのほか、菅原道真なども祀っている。
五男三女のうちの三女は宗像大社や厳島神社と同じ神さまで美の女神、縁結びの神ともいわれています。
一之瀬小学校には伊勢市駅前から出発する三重交通の路線バスに乗車。
一之瀬公民館で下車すると目の前に旧一之瀬小学校があります。
旧一之瀬小学校の最寄りバス停を通るバスの時刻は昼頃から行く場合、11時35分、13時10分、14時40分に伊勢市駅前を出発します。
料金
- 920円/伊勢市駅から一之瀬公民館(三重交通)
所要時間
- 45分
たちばな展望台・見江島展望台 恋人の聖地
主人公を演じる葵わかな、佐野勇斗の2人が訪れる恋人の聖地でハートの入り江(からさぎ池)が見える伊勢志摩国立公園内の鵜倉園地(南伊勢町)にある展望台。
住所的には三重県度会郡南伊勢町道行竈ですが道行竈は飛び地で地図で確認する場合、奈屋浦と隣接した道行竈側にたちばな展望台、見江島展望台があります。
鵜倉園地には他にも3つの展望台がありますが、ハートの入り江が見渡せるのは2015年に恋人の聖地に選定された見江島展望台のみですが、青夏の撮影で利用されたのは「たちばな展望台」。
また、ハート型の愛鍵(価格:1080円)は南伊勢町観光協会(度会郡南伊勢町五ヶ所浦3917)電話番号:0599-66-1717などで販売しています。
見江島展望台には車で行くのがベストな選択になります。
しかし、青夏のロケ地や聖地巡礼に行きたいと思う人のなかには未成年で運転免許を持っていない人もいますから電車とバスを乗り継ぎ、徒歩で行く方法をご案内しますね。
料金
- 1160円
所要時間
- 約1時間30分
- さらに展望台まで徒歩1時間
伊勢市駅前または宇治山田駅から三重交通が運行する路線バス南島(なんとう)線の「道方行き」に乗車し終点で下車。
道方から南伊勢町営バスに乗り換え、「豆方」で下車。
参考までに昼頃から行く場合のバスの時刻は11時35分、13時10分、14時40分です。
伊勢市駅前11時35分に乗車、道方に12時34分到着、道方から12時56分発の南島棚橋行きで豆方に13時10分到着。
戻りの最終バスは18時20分の伊勢市駅行になります。
伊勢市駅から豆方まで乗り換えなしの古和行きも運行していますが16時10分発の1本しか運行されていません。
豆方で下車したらさらに山道を徒歩でおよそ1時間程度。
正直、移動にかかる時間と運転本数、乗り継ぎを考えると車の運転ができる人と一緒に近鉄の鵜方駅あたりまで電車で移動し、鵜方からレンタカーを利用するのが得策だと思います。
五ケ所浦からたちばな展望台・見江島展望台
もしも、愛鍵を購入して五ケ所浦から見江島展望台にバスで移動を考えている場合、見江島展望台のある南島地区まで運行するバスが1日3本しか運行していないため現実的ではありません。
鉄道の最寄り駅、近鉄の志摩磯部駅の磯部バスセンターから五ヶ所までは結構な本数がでているので支障はありませんといっても東京や大阪の都市部のような運行本数ではありません。
理緒と吟蔵が浴衣デートする花火祭り
浴衣デートにBBQ😆❣️
夏ラブ☀️なシーン盛りだくさん💓
映画『青夏 きみに恋した30日』🌻
⬇️場面写真7点解禁💕https://t.co/n8XAbG8Uw5#青夏 #葵わかな #佐野勇斗 #MILK #古畑星夏 #岐洲匠 #久間田琳加 #水石亜飛夢 #秋田汐梨 #志村玲於 #SUPERDRAGON #古澤健 @aonatsu_movie pic.twitter.com/9C47AK3Wsd— シネマジーン (@cinemagene1) 2018年7月7日
夏祭りのシーンは田中真珠やモヘジ旅館が背景に映っていますから地元の人は大王崎灯台やその昔、九鬼水軍の拠点だった波切城跡(はちまんさん公園)などがある、志摩市大王町だとすぐに分かったかも。
住所的には田中真珠が三重県志摩市大王町波切129なのでそちらを目安に大王崎灯台側から歩いてくるとすぐに「ここだ!」と分かると思います。また、2人で花火を見るシーンの撮影場所も「大王崎見晴台」
大王崎までは鵜方駅から三重交通のバス(御座港行き、水産高校前行き)が1時間に1~2本ほど運行しています。
料金
- 680円/伊勢市駅から鵜方駅(各停)
- 470円/鵜方駅前から大王崎灯台(三重交通)
所要時間
- 電車:51分
- バス:21分
川に飛び込む吊り橋
たぶん、青夏のなかで一番夏らしくてインパクトのあるいシーンが吊り橋から川に飛び込む場面になるのでしょうか。
あそこは大台町辺りの宮川のように地元でも川に遊びスポットとではあるのですが、実際には地元自治体としては吊橋からの飛び込みを遊び方のひとつとして奨励していません。
そのため、青夏をまねて青夏の聖地巡礼に訪れたファンが川に飛び込み、ケガなどの事故が発生しないよう安全面を考慮して撮影場所の詳細やどの辺りで撮影されたのかは非公表、公開NGでとのお話なので、書けないのですが三重県民でも誰でも知っているというメジャーな吊橋という訳ではありません。
しかし、吊橋がかかる川はその美しい透明度がアピールポイントになっていますし、あの特徴的なブルーの水面や川の名称も流れている地域もそこそこ知名度があると思います。
たぶん、そのうち正規ルートでの聞き取り取材ではなく青夏ファンや清流・溪谷好きな有志が「青夏のあのロケ地はここだ!」と紹介してくれると思います。
では、続いて青夏のあらすじとキャストについてです。
青夏から検索してこちらの記事を読んでいただいてる人は既に知っていると思いますが、もしかしたら知らない人もいるかも知れないので簡単にご案内しておきます。
青夏のあらすじとキャスト
映画 青夏 きみに恋した30日 オリジナル・サウンドトラック
青夏は東京育ちのイマドキ女子高生の船見理緒が夏休みの間だけ祖母と過ごす上湖村で出会った地元の男子高校生、クールで少しぶっきらぼうで照れ屋な泉吟蔵との期間限定、夏限定の恋の物語。
夏という期間限定、今だけの恋だからこそ2人の恋は加速、距離もどんどんと近づいていく。
理緒と吟蔵のキュンキュンしてしまうピュアな恋模様のなかに吟蔵の幼なじみで恋敵の万里香、理緒に恋する東京の同級生男子、菅野祐真やその友人タカヤ、吟蔵の同級生のさつき、ナオミたちが物語にスパイスを与える。
ちなみにタイトルの青夏は「青春よりも、もっと青くて熱い」という意味が込められているとのこと。
船見理緒 役・・葵わかな
NHKの朝ドラ「わろてんか」で藤岡 てん(ふじおか てん)を演じた実力派の20歳の若手女優「葵わかな」が青夏では明るく弾ける都会育ちのイマドキ女子高生のヒロイン船見理緒を演じる。
わろてんか放送終了後、4月スタートし最終回を迎えた嵐の二宮和也が主演したTBS日曜劇場「ブラックペアン」に出演。
青夏では泉吟蔵役の佐野勇斗とW主演となる。
泉吟蔵 役・・佐野勇斗
2018年3月に公開された広瀬すず主演の「ちはやふる -結び-」や6月に公開した「羊と鋼の森」そして青夏。
さらに9月にはアニメ「3D彼女 リアルガール」で青夏と同じく2.5次元の作品でヒロインの五十嵐色葉 役を演じる中条あやみが恋する彼氏役の筒井光を演じる。
加えて、秋公開予定の「走れ!T校バスケット部」「凜」など今年だけで6作品に出演する。
万里香 役・・古畑星夏
菅野祐真 役・・岐洲匠
あや 役 久間田琳加
ナミオ 役・・水石亜飛夢
さつき 役・・秋田汐梨
タカヤ 役・・志村玲於
主題歌はMrs. GREEN APPLEの『青と夏』
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最後に青夏の公開初日8月1日に伊勢神宮に参拝する八朔参宮と外宮さんゆかたで千人まつりについてご紹介します。
八朔参宮と外宮さんゆかたで千人まつり
青夏の公開される8月1日といえば、伊勢では伊勢神宮の八朔参宮(はっさくさんぐう)、外宮さんゆかたで千人まつりが開催されます。
八朔参宮は8月1日の“八朔の日”に神宮へお参りし、五穀豊穣や無病息災を祈るという古くから伊勢に伝わる習慣。
その八朔参宮の日に浴衣を着てみんなで一斉にお参りしようというお祭りが「外宮さんゆかたで千人まつり」
八朔参宮と外宮さんゆかたで千人まつりについては「伊勢の夏祭り八朔参宮 神宮に浴衣で参拝できる特別日」でご紹介しています。
外宮(げくう)とは日本国民の総氏神とされる伊勢神宮の内宮(ないくう)に祀られている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の食事を司る「豊受大御神(とようけおおみかみ)」が祀られています。
ちなみ伊勢神宮の正式名称は「神宮」で内宮と外宮、別宮など125社の総称が「伊勢神宮」です。
この日は伊勢神宮の最寄り駅、伊勢市駅前から伸びる外宮参道、月夜見宮に向かう神路通では竹あかりや灯篭が展示される。
竹あかりといえば、広島県竹原市の町並み保存地区を中心にで毎年10月下旬に開催される憧憬の路(しょうけいのみち)が有名です。
そんな竹原、町並み保存地区も2018年7月の西日本豪雨により浸水の被害にみまわれました。
竹原は現在でも多数のファンを持つ人気アニメ「たまゆら」の聖地でもあります。
復興支援のひとつの形として東日本大震災以降その土地に訪れて観光するという旅する支援のスタイルが定着しました。
竹原で開催される2018年の憧憬の路(しょうけいのみち)は10月27日(土)・28日(日)の予定ですのでファンの人もたまゆらって?という人も復興の支援をかねてでかけてみるのも良いのではないでしょうか。
コメント
あの吊橋は2016年あたりから跳び込み禁止の看板立ちました。
着水地点で子供が良く泳いでるので危険ですし。