鳥羽の牡蠣小屋 食べ放題2022
秋から冬にかけて旬を迎える海のミルク、プリッとした濃厚でクリーミーな味わいの牡蠣(かき)。
そんな牡蠣の産地といえば、広島や宮城を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は三重県も隠れた美味しい牡蠣の産地です。
今回は三重ブランドの牡蠣「浦村かき」と「的矢かき」の提供、食べ放題の予約が始まる時期や人気の牡蠣小屋と簡単なアクセス情報もご紹介します。
新型コロナウイルスの感染対策のため、通常よりも席数を減らしたり、検温、アルコール消毒、マスクの着用などルールがありますが、2022年も営業されます。
では、さっそく浦村かき・的矢かきの提供、食べ放題のはじまる時期や旬の時期をチェックしましょう。
食べ放題はいつから?旬の時期11月からです
鳥羽や志摩、伊勢などで食べ放題の予約は例年10月の最終週から11月の1週目に受付を始める牡蠣小屋が多いです。
平日なら予約なしOKのところもありますが、人気の牡蠣小屋は予約必須です。
予約は電話またはネットからで、その際にいくつか選択をします。
- 店員さんに焼いてもらう?
- 自分で焼くセルフ方式?
- 調理は焼くor蒸す?
- カキフライや牡蠣ごはんは必要?
- 生で食べる?
その他、人数や連絡先など一般的に予約で必要な内容も伝えます。
なかには過去に魚介類を食べて体調を崩した経験はないかなども確認するところもあります。
次は食べたい牡蠣を選びましょう!
みなさんは浦村牡蠣と的矢牡蠣のどちらを食べたいですか?
浦村かき・的矢かき
どちらも鳥羽市の生浦湾(おおのうらわん)志摩市の英虞湾(あごわん)という隣接した伊勢志摩の海で水揚げされる真牡蠣(まがき)です。
どう考えても隣り合わせの仕切りのない海で育った牡蠣に変わりはないだろうと思うのですが、違いがありました。
その違いを知っているとお店選びの参考になります。
食べ放題なら浦村かき
鳥羽浦村地区産で水揚げされた牡蠣の総称で三重県の生産量のうち3分の2を占める。
旬の時期11月~2月に食べ放題を楽しめる鳥羽周辺の牡蠣小屋で提供しているものは浦村かき。
的矢かきは品質重視
的矢かきは安心安全の品質を重視して生産されるブランド牡蠣。
三重県で採用され現在では全国的にも導入されている「紫外線滅菌浄化法(しがいせんめっきんじょうかほう)」という牡蠣が20時間で体内の細菌や汚れを吐き出す習性を利用して考案された海水に赤外線を1分間照射後に20時間の滅菌をする技術。
今ではカキ養殖の主流になっている筏(いかだ)から複数個の牡蠣を海中につるして育てる「垂下式養殖法(すいかしきようしょくほう)」の技術。
従来の風味が落ちる真水に浸した輸送から牡蠣が育った産地の海水の中に入れてホテルや旅館、レストラン、家庭に直接届ける「産地直送方式」を導入。
以上のように日本のカキ養殖に大きく貢献した水産学者で国連のインド・太平洋魚類国際会議の公認研究機関「的矢湾養蠣研究所」を設立した佐藤忠勇(さとう ただお)博士の養殖技術と衛生管理を継承している「佐藤養殖場」で生産、販売された牡蠣だけを「的矢かき」といいます。
鳥羽・浦村で食べ放題アリの牡蠣小屋
浜英水産
養殖所直営の牡蠣小屋で完全予約制です。
焼・蒸し食べ放題
時期:11月から3月下旬まで
2023年は11月1日から食べ放題スタート、
例年予約受付の初日から4日間程度は電話が集中してつながりにくい状態になります。
大人:3,300円
小学生:1,600円
子ども:500円(4才以上)
時間:90分
2023年~料金改定
原材料・燃料費等の価格高騰に伴う料金値上げ:100~200円
予約
090-5617-1817
※受付時間10時~17時
毎月第1水曜日から翌月分の予約ができます。
※第1水曜日以外の水曜日と休日は受付けていない。
11月の予約
11時~12時30分の1部制です。
12月以降の営業時間などは牡蠣の水揚げ状況による。
営業時間
11:00~12:30
毎週水曜日・年末年始は休業
そのほか
牡蠣グラタンやカキフライ、牡蠣ごはん、味噌汁などがセットになっています。カキ以外のメニューは無し。
最寄り駅:近鉄鳥羽駅
電話番号:090-5617-1817
住所:鳥羽市浦村町1212-6
与吉屋
鳥羽の浦村かき食べ放題で人気の牡蠣小屋といえば「与吉屋」といわれるところで養殖所直営のパイオニア的なお店です。
焼かきの食べ放題
時期:11月から3月まで
2023年は11月1日から食べ放題スタート、10月1日から予約受付開始!
2023年もコロナ対策のため、以下の運用ルールがあります。
- 飲食時以外はマスクを着用
- 入店時のアルコール消毒
- 当日、体温37.5℃以上ある場合は入店不可。
- 過去2週間以内に海外へ渡航、また感染が広がっている場所を訪れている場合、入店不可。
その他、感染対策について公式サイトのブログでご案内されています。
大人:3200円
子ども:1600円(4~12才)
時間:60分
2023年~料金改定
原材料・燃料費等の価格高騰に伴う料金値上げ:100~200円
予約
0599-32-5520
2023年は10月1日9時から電話、ネット予約を受付けています。
営業時間
平日11:00~14:00
土日祝10:00~15:00
そのほか
かき御飯、かき味噌汁、カキフライ、生かきもメニューもあり。
カキが苦手な人には要予約でエビフライ定食も準備してもらえる。
最寄り駅:近鉄鳥羽駅
電話番号:0599-32-5520
住所:鳥羽市浦村町1414-15
モトかき養殖場
こちらの牡蠣小屋も養殖所の直営で飲み物や調味料の持込OKの完全セルフサービス。
焼・蒸しかきの食べ放題
時期:11月から3月まで
2023年は11月1日から食べ放題がスタートします。
大人3500円
中学生:1500円
子ども:1000円(小学生)
時間:90分
2023年~料金改定
料金据え置き(2023年11月1日時点)
予約
090-5000-6784
営業時間
平日11:00~14:00
土日祝10:30~14:00
※第一・三火曜日定休日
そのほか
鳥羽の郷土料理「カキの煮味噌」
かき飯し、かき汁、佃煮、カキフライ(5個)付きで大満足。
バリアフリー対応で車いすでも安心して楽しむことができます。
最寄り駅:近鉄鳥羽駅
電話番号:090-5000-6784
住所:鳥羽市浦村町三ノ浦1538-2
的矢かきを食べるなら
的矢かきの美味しいお店、安く食べられるとして人気だった「藤矢」さんは惜しまれながら閉店されました。
そのため、今年からおすすめするのは「まごころの宿丸定」「いかだ荘山上」どちらも宿泊メインの旅館ですが、日帰りの食事だけでもOK!
料金も良心的な価格です。
ちょっと待って!
牡蠣小屋で食べ放題はやってないの?
と、当然のように思うのですが残念ながら的矢かきは牡蠣小屋で食べ放題どころか扱っているところすら無いです。
ということで、話を本題に戻します。
まごころの宿 丸定
時期:10月~3月
ランチ:しばらく休止
フルコース:5500円は夕食のみ
今シーズンは的矢かきの生育が悪く、量的にも思うように入荷ができず、「的矢かきのフルコース」は宿泊プランに限定。
※生かきはコース、セットのいづれの場合も別注で2個660円/5個1540円
予約
お宿へに直接電話のほか、楽天トラベル・じゃらん経由で予約ができます。
楽天トラベル「まごころの宿 丸定旅館を予約」
じゃらん「まごころの宿 丸定を予約」
近鉄の志摩磯部駅からタクシーで10分ほど帰りは最寄駅または志摩スペイン村まで、まごころの宿丸定さんが送ってくれます。
最寄り駅:志摩磯部駅
電話番号:0599-57-2248
住所:志摩市磯部町的矢934-5
いかだ荘山上
時期:10月~3月
的矢牡蠣料理(A/B)6000~7000円
じゃらん「名代的矢かき料理の宿 いかだ荘山上を予約」
予約
電話のほか、スマホなどネットからも可能でHPから御食事ご予約>日帰り御食事フォームの順に進み必要な内容を入力。
後日、3日以内に電話またはメールがいかだ荘側から届いて予約完了となります。
楽天トラベル「名代的矢かき料理の宿 いかだ荘山上を予約」
じゃらん「名代的矢かき料理の宿 いかだ荘山上を予約」
ランチ利用で予約時に申し込むと、いかだ荘から近鉄の志摩磯辺駅西口タクシー乗り場付近へ迎えに来てくれます。
駅からいかだ荘には11時20分に向かいます。
※ランチ利用の場合の入浴は無料。
最寄り駅:志摩磯部駅
電話番号:0120-07-2035
住所:志摩市磯部町的矢883-12

アクセス
電車・バスを利用の場合
東京方面から
名古屋まで東海道新幹線、近鉄名古屋駅から特急で鳥羽駅または志摩磯部駅で下車。
大阪方面から
大阪方面からは近鉄線の特急で鳥羽駅または志摩磯部駅で下車。
近鉄鳥羽駅から
浦村地区までタクシーで15分程度。
鳥羽バスタセンターから石鏡港行きの路線バスが1日4本(9時・11時・12時・14時台)運行していますが、時間を有効に活用するならタクシーまたは周辺観光も視野に入れてレンタカーを借りて移動される方が良いと思います。
今回ご紹介している牡蠣小屋、旅館は駐車場を完備しています。
鳥羽浦村地区から伊勢神宮の内宮・外宮まで
電車・バスの場合
最寄駅から近鉄線で伊勢市駅または宇治山田駅で下車。
鳥羽方面から向かうと伊勢市駅より宇治山田駅が1つ手前で近いのですが、お伊勢参りは外宮から内宮の順で参拝する慣わしがあります。
そのため、一般的には伊勢市駅から徒歩で外宮まで3分ほど歩き、参拝を終えたら外宮前バス停から内宮前まで三重交通の路線バス(所要時間10分/430円)で移動します。
車の場合
パールロード経由で内宮まで約35分~40分/外宮まで約50分~55分(あくまで目安時間)
余談ですが、古くから鳥羽や志摩は伊勢神宮の御贄地(みにえどころ)簡単にいえば、神宮の供物を育て調達する地とされてきた歴史があり、生浦湾(おおのうらわん)英虞湾(あごわん)で育った牡蠣も奉納されています。
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