宇佐神宮
全国に2ヶ所しかない特別な参拝方法で知られる宇佐神宮。
今年から来年にかけて九州、大分を旅行するチャンスがあったら参拝したいところです。
どうして今年から来年に宇佐神宮へ行った方がいいのか?
今回は伊勢神宮に次ぐ宗廟(そうびょう)として知られる「宇佐神宮」について、参拝方法や時間、お守りなどについてご紹介します。
アクセス方や駐車場は記事の最後でご案内しています。
さっそく、参拝方法やご利益を紹介・・・
と思いましたが、その前に「伊勢神宮に次ぐ宗廟」とは、なんだろう? 気になった人がいるも知れません。
宗廟というのは、祖先の霊を祀る場という意味です。
伊勢神宮の天照大御神は天皇のご先祖さまとされています。
宇佐神宮の神様も天皇のご先祖様なので「伊勢神宮に次ぐ宗廟」といわれます。
また、前置きが長くなってしまいました。
本題です。
宇佐神宮について
「八幡さま」「八幡宮」一度ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
北海道から沖縄まで全国約4万社あまりある八幡宮の総本宮。
九州の大分県宇佐市にあります。
コンビニ業界で例えるならセブンイレブンでしょうか?
全国展開をしている、なじみ深い神社だと思います。
次に宇佐神宮には、どんな神様が祀られているのでしょう。
宇佐神宮の神様
宇佐神宮は皇室にゆかりのある皇祖神といわれる天皇の先祖神さまをお祀りしています。
では、続いて「どうして、いま宇佐神宮に参拝すると良いの?」という疑問を解決しましょう。
2016年から宇佐神宮がパワーアップ!
伊勢神宮、出雲大社で式年遷宮(しきねんげんぐう)という神さまの引越しがあったことは知っていると思います。
そして、その翌年から「おかげ年」といって「特別な恩恵」を神さまから授けていただけるという話を聞いたことはありませんか?
宇佐神宮でも実は「本殿遷座祭(ほんでんせんざさい)」という特別な神事を2015年に74年ぶりで実施しました。
それは遷宮がおこなわれたの?
ざっくり言えば、そうです。
この特別な恩恵を授かるのは翌年、3年、5年、8年目に高まるといわれます。
2018年は3年目の節目になり、宇佐神宮のご利益が再び高まるので参拝のチャンスかも。
遷宮といっても正確には国宝の本殿をすべて取り壊して建て直すことはできません。
そのため、私たちが訪れたときに見て分かるところを新しくしています。
現代的に例えると本殿のリノベーションです。
社殿の漆を塗り替えたり、装飾を修繕したり、外観をキレイしました。
だから伊勢神宮の遷宮は「宮」ですが、宇佐神宮は遷「座」と使い分けています。
それだと大したことないねー
そう思う人もいるかも知れません。
しかし、神さまの神威(パワー)がよみがえり、特別な恩恵を授かることができるご利益MAXな年だという意味では変わりません。
これを伊勢の場合には「おかげ年」といっています。
関西エリアでは京都の「下鴨神社・上賀茂神社」も同様に2015年の正遷宮という神事から3年目ですから京都を旅行予定の人は訪れてみてもいいかも知れませんね!
次に全国的に珍しい宇佐神宮の参拝方法です。
全国的に珍しい参拝方法
宇佐神宮の参拝方法は全国で出雲大社と宇佐神宮、新潟の弥彦神社の3ヶ所だけでおこなわれているものです。
念のため具体的に参拝方法を書いてみます。
②両手を胸の高さで合わせます。
③右手を中指の第一関節辺りまで下げます。
④両手のひらを肩幅まで開きます。
⑤拍手を4回します。
⑥深く1回頭を下げます。
参拝の順序
宇佐神宮には上宮と下宮があります。
伊勢神宮で例えるなら上宮が内宮、下宮が外宮です。
下宮に参拝の後、上宮に進みます。
上宮は3つの本殿の総称。
左の一之御殿から順に四拍手で参拝します。
次に宇佐神宮のご利益です。
宇佐神宮のご利益
さまざまなご利益を授かるとされます。
一之御殿では勝負運や商談を制するなど特に仕事面や金運などの勝利の神として定評があります。
二之御殿・三之御殿は、縁結びや安産、子育などに効果が現れるといわれています。
その理由は2つです。
関東や関西の人には馴染みがないかもしれません。
二之御殿の比売大神は宗像大社の三女神のことで、女性の守護神とされています。
三之御殿の神功皇后は安産、子宝のご利益で知られています。
お腹に赤ちゃんをやどしながら三韓征伐という戦いを指揮して勝利を手にした肝の座った母神さま。
そんなビッグマザーですから安産は間違いないでしょうね。
もっと恋愛成就と縁結びの祈願をしたい!
そんな人は一之御殿のさらに左奥の北辰神社に参拝しましょう。
北辰神社には「造化の三神」という縁結びで有名な三柱の神さまをお祀りしています。
分かりやすいところでは神前結婚式の創始、関東で縁結び神社として有名な「東京大神宮」でもお祀りしている神さまです。
次に初詣や参拝の記念に購入される人が多い、お守り・お札を紹介します。
宇佐神宮のお守り・神札(おふだ)
すべて紹介はできないので、代表的なものを紹介します。
伊勢神宮のお守りも知りたい人は「伊勢神宮のお守り」をチェック。
- 開運
- 厄除け
- 病気平癒
- 健康
- 交通安全
一般的な守り袋
価格:300~1500円
菊の紋様をあしらったキーホルダータイプのお守り。
価格:700~1500円
・宇佐神宮大麻
家内安全・商売繁盛
価格:800円
・木札
家内安全・商売繁盛・事業発展・海上安全
大きさにより値段が違います。
一般的な神棚に納めることを想定するなら(小)(中)ぐらいが安全です。
小:19cm・600円
中:25.5cm・1500円
価格:600~10.000円
4~9月:5時半~21時
10~3月:6時~21時
大晦日から元旦は終夜参拝が可能です。
アクセス
住所:大分県宇佐市大字南宇佐2859
JR日豊本線:宇佐駅
宇佐駅からは四日市行きのバスに乗り、約10分程度
宇佐八幡で下車。
大分駅から特急利用で40分
小倉駅から特急利用で50分
宇佐ICから約15分
大分空港から約1時間
空港からは「大分交通快速快速リムジンバス」の中津・宇佐・豊後高田方面に乗車、約1時間程度。
宇佐八幡で下車。
駐車場
宇佐神宮の専用駐車場は有料となります。
二輪車:100円
団体でマイクロバスを利用する場合は、1000円です。
※中型・大型:1500円
駐車場の場所は国道10号線沿いのイチガシ並木道の表参道商店街の向い側にあります。
上宮参拝者向けモノレールも運行
宇佐神宮では車椅子やベビーカー、足腰に自信のないご高齢の人も参拝ができるように上宮まで階段を利用しないで行くことのできるバリアフリーのルートがあり、さらに上宮前の南大門からモノレール(定員6名 ※車椅子乗車時は4名)が設置されています。
モノレールは定期点検と清掃のため毎月1回の運休日がありますので車椅子で参拝を予定の場合は事前に確認しておくと良いですね。
宇佐神宮モノレールの運行は8時から16時30分の営業時間内随時、利用料は無料です。
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