伊勢神宮 花火大会
夜空に美しい大輪の花を咲かせる夏の風物詩「花火(はなび)」
家族とゆっくり自宅近くの花火大会へ出かける人、ふるさとへ帰省したときに楽しむ人
会社から見る人、仕事帰りの電車やバスの車窓から毎年のように遠目に花火を眺めている人
2023年の花火大会、みなさんはどこで見ますか?
なかにはズドーンとお腹に響くアノ感覚も近くから見上げる大きな花火も好きだけど・・・
どうしても人混みや混雑する会場が苦手だから毎年なんとなく遠くから聞こえる花火の音をモヤモヤしながら聞いているという人もいるかも。
実際、打ち上げ会場周辺は混雑します。
でも、探してみると地元民しか知らない花火を楽しむのに絶好な穴場スポットや有料観覧席で食事をしながら楽しめる花火大会も増えています。
今回は、伊勢神宮の奉納花火大会の日程や有料観覧席、穴場スポット、会場までのアクセスなどご案内します。
伊勢神宮奉納全国花火大会の2023年の日程
19時15分から20時50分
※荒天の場合:9月9日(土)、雨なら10日(日)に順延します。
花火大会の当日15日(土)は翌週7月17日(月)海の日の三連休初日です。
夏本番には少し早いですが、業種や職種によって夏休みやお盆など花火大会シーズンになると仕事の都合で休みがとりにくくなるという人にはおすすめだと思います。
それだけではなく花火観覧ツアーや飛行機や新幹線のチケット代、ホテルや旅館の宿泊にかかる費用も繁忙期のトップシーズンに旅行するよりも安く抑えることもできます。
ここ数年は伊勢神宮の奉納花火大会の人気も高まり、伊勢神宮の参拝と奉納花火大会の有料観覧席をセットにした「お伊勢参りと花火観覧ツアー」的なものがツアー会社や旅行代理店から発売されています。
では、花火観覧ツアーではなく個人で行く場合、有料観覧席のチケットはどうしたらよいのでしょう。
有料観覧席の発売日と購入方法
【左岸2】個人自由席 3,000円
【左岸3】指定席(6人用) 3,000円 ※1名分/6枚単位での申込
※2023年7月1日AM8:00 時点の残席
2023年の有料観覧席のうち以下は完売。
【右岸1】指定席(6人用):完売
【右岸2】個人自由席:完売
【右岸3】カメラ席:完売
【右岸5】ペア指定席:完売
【左岸1】いす指定席:完売
残念ながら6月27日時点で完売となりました。
伊勢市ハートプラザみその 多目的ホール
伊勢市御薗総合支所 観光振興課
※伊勢市民先行販売は令和5年5月11日(木曜)で終了
入手方法によって販売開始日が異なります。
では、料金はいくらかかるのでしょう。
観覧席の場所と料金
こちらより花火大会2023観覧席マップ拡大版をダウンロード出来ます。
-
【右岸1】指定席(6人用)/1枚(大人1人)3500円
【右岸2】個人自由席/1枚(大人1人)3500円
【右岸3】カメラ席:/1枚(大人1人)5000円
【右岸5】ペア指定席/1枚(大人1人)5000円
【左岸1】いす指定席/1枚(大人1人)4000円
【左岸2】個人自由席/1枚(大人1人)3000円
【左岸1】指定席(6人用)/1枚(大人1人)3000円
※右岸、左岸の指定席(6人用)は、6人単位での申し込み
※右岸、ペア指定席は、2人単位での申し込み
いずれの観覧席も犬や猫といったペットとの同伴はできませんが、盲導犬や聴導犬は対象外です。
観覧席への入場は16時からです。
花火大会の概要と内容
伊勢神宮奉納花火大会2023プログラム(前半)
伊勢神宮奉納花火大会2023プログラム(後半)
打ち上げ数:10.000発
参加団体:約50事業者
(※2017年)
全国の花火師たちが、自慢の花火を「伊勢神宮に奉納(ほうのう)」して技の向上とその年におこなわれる全国の花火大会の安全を祈願するというのが主旨。
参加する花火師たちはそろって打ち上げの前に伊勢神宮を参拝します。
伊勢神宮への奉納花火大会ってあまり聞かないけど有名なの?
そんな声が聞こえてきそうですが、全国的に有名な秋田の大曲花火大会(おおまがり)や茨城の土浦花火大会(つちうら)、そして伊勢神宮の花火大会。
この3大会は全国でも数少ない「競技花火大会」とされています。
簡単にいえば、花火師たちが「スターマインの部」「打ち上げ花火の部」などに分かれて花火の美しさと技を競うものでこの3大会を日本三大競技花火大会と定めています。
歴史的にも伊勢神宮奉納花火大会は120年前に全国から選び抜かれた名高い花火師たちの競演で類をみないハイレベルものとしてはじまりました。
ここで少しマメ知識。
みなさんは「うちあげ花火」を漢字では「打上げ」または「打ち上げ」と書きませんか?
無知な私はそう書いていたのですが、正しくは「打揚」と書くそうです。
しかし、伊勢神宮の奉納花火大会では太陽神である神宮の神さま「天照御大神(あまてらすおおみかみ)」に奉納することから「花火を天高く放ち奉る」という意味で「放揚(ほうよう)」という言い表し方をされています。
話がそれてしまったので元に戻します。
では、会場へのアクセスをチェックします。
会場へのアクセス
三重県伊勢市中島2丁目 宮川河川敷(県道37号線「度会橋」付近)
電車の場合
JR:山田上口駅・・・徒歩 約15分
近鉄:宮町駅・・・徒歩 約20分
※急行・特急は停車しません。
車の場合
伊勢自動車道 伊勢西IC・・・約15分
県道37号線で度会橋付近
花火大会会場行シャトルバスの運行
花火大会の当日には伊勢市駅と宇治山田駅から臨時シャトルバスが運行されます。
花火大会会場までの所要時間は混雑状況により前後しますが、およそ10分~15分程度。
花火大会会場へのバス乗り場
伊勢市駅(ホテル三交イン前)1番乗り場
運行時間:17時~19時
宇治山田駅3番乗り場
運行時間:17時~19時
いづれも大人200円/子ども100円です。
花火打ち上げ会場から最寄り駅
花火大会終了後の帰りも伊勢市駅、宇治山田駅まで臨時シャトルバスが終了から30分間運行されます。
※花火大会終了後のシャトルバスに限って古市、宇治浦田方面まで大人370円/子ども190円で運行します。
また終了前に混雑を避けて帰りたい人を考慮して20時から運行されています。
花火大会の当日、伊勢神宮への参拝後に花火大会に向かう人は最寄り駅の伊勢市駅または宇治山田駅で午後17時から運行が始まるシャトルバスを利用すると便利です。
最後に穴場な見学スポットと駐車場を紹介します。
穴場の見学スポット
大仏山公園
カーナビ設定:三重県多気郡明和町新茶屋68-1
宮川の花火会場から約5kmぐらいの場所ですが、高層建物も少ないためキレイに花火の全景がみられるので人気があります。まあ、こちらは穴場といっても紹介する人が多いので徐々にメジャーになっているかな。
でも、逆をいえば、それだけ見やすくて人混みをさけられるところです。
約140台の無料駐車場も完備されています。
朝熊山頂展望台
カーナビ設定:三重県伊勢市朝熊町185−3
直線で約10km程度の場所にある穴場で伊勢の花火だけでなく鳥羽市で開催される鳥羽みなとまつり花火大会の観賞スポットです。また元旦には初日の出のビューポイントとしても知られています。
1つ難点として伊勢志摩スカイライン(有料)で山頂に向くため通行料がかかります。
軽・小型・普通自動車:1.250円 自動二輪車:880円
また夏の間は20時までの営業ですが、伊勢神宮奉納花火大会と鳥羽みなとまつり花火大会の開催される日は22時まで営業します。
他にも、けっこう地元くらいしか見物に来ない穴場が点在します。
でも、さすがにそれをダイレクトに書いてしまうと支障があるので言えることは会場の宮川、度会橋周辺には「神都」ならではの施設が点在しているということでしょうか。
コメント