厳島神社 結婚式
女の子なら誰でも一度は夢見たことがある結婚式。
ここ数年、自分たちの思い出や趣味を取り入れた自分スタイルの結婚式を挙げるカップルが増えているようです。
そのひとつとして神さまの前で結婚を誓う神前式を選ぶ人も増えているようですね。
そんな背景から結婚情報誌やブライダルフェアーなどでも神社で挙げる神前結婚式の特集を組んだり、見学会などが各地で開催されています。
今回は神社結婚式で世界的に人気の高い安芸の宮島「厳島神社(いつくしまじんじゃ)」をご紹介します。
和装の神前結婚式で思いつく神社といっても地域によって変わると思います。
それでも、全国的に出雲大社や東京大神宮、下鴨神社など和婚の特集で取り上げられることの多い神社がありますよね。
この厳島神社もそんな神社のひとつです。
白無垢(しろむく)を着て和装の結婚式を挙げたいと考える人なら一度はチェックする人気の神前結婚式場。
これまでに神さまのご利益から神前結婚式を考えてみる主旨で関東編・関西編・神宮の伊勢婚や出雲の寿婚儀などの記事を書きました。
その延長にもなりますね。
厳島神社の結婚式
大きな特徴は潮が満ちると海に浮かんでいるようなに見える幻想的な光景の世界遺産。
そんな神社の本殿で挙式ができること。
都心のビルや木々に囲まれた神社にはない「安芸の宮島、厳島神社」だからこそ叶えることができる神秘的なものです。
神前結婚式のできる神社でも式場・披露宴会場から衣装・着付け・メイク・記念写真の手配まですべて神社でサポートしてくれるパックプランを用意しているところと、神前での式だけ神社に申し込むところがありますよね。
神前結婚式はホテルのチャペルブライダルと違って費用など少し分かりにくいと思う人もいるかも知れません。
ここで整理しておきましょう。
結婚式を挙げる費用
舞楽料:100.000円
※舞楽はオプション
親族:20名
友人:10名
トータル:30名
挙式の参列人数は新郎と新婦の親族20人と友人など10人まで可能です。
厳島神社で結婚式をする場合にかかる費用は単純明快に初穂料(はつほりょう)のみ。
オプションで舞楽(ぶがく)を追加する場合には別途費用がかかります。
神社で結婚式をする場合にかかかる神前式独特の名目の初穂料。
この費用は教会の場合、チャペルで牧師が神さまに2人が結婚を誓いましたと報告をしますよね。
それと同じで神社では神職が神さまに取次いで両家が結ばれ、新たな夫婦が誕生したことを報告します。
その費用が厳島神社に納める「初穂料」です。
舞楽料も聞きなれないですよね。
簡単にいえば、神さまに奉納する音楽と舞です。
似たものでは神楽舞という日本古来の舞があります。
舞楽は、そこに朝鮮半島など大陸の音色と舞が融合したもの。
この2つの費用が厳島神社に納める費用です。
気づいたと思いますが、白無垢などの和装の衣装着付けやメイク、記念写真の費用は含まれていません。
つまり、フルセットになったブライダルプランと違うため自分たちで手配する必要があります。
神社での結婚式について調べていれば、そういうところもあることを理解されていると思います。
つまり自分たちで結婚式の準備をすれば最低限の費用で抑えることもできます。
なかには時間的に忙しくて自分で手配することが難しい人もいるかも知れません。
その場合には厳島神社の結婚式を扱っているブライダルプロデュースの会社のウエディングプランを選んでも良いと思います。
近隣の神社婚を扱うところの相場を見てみると披露宴会場や会食での料理のグレード、選び方で30~50万ぐらいで抑えることもできそうです。
実際に厳島神社で神前式を申し込まれた場合には結婚式までに宮島に訪れて挙式の様子を見学する必要があります。
では、どのくらい前から準備をしたら良いのでしょう。
結婚式の予約の目安
平日の場合:2~6ヶ月前
1月・8月は挙式不可
厳島神社では本来の重要な神事が優先されます。
結婚式ができるのは1日2組(午前・午後)年間350組だけです。
土日に挙式を希望するなら約1年前から予約が必要です。
平日でも6ヶ月前に予約する方が選べる日程が増えるというような状況です。
特に宮島がもみじ色に染まる紅葉シーズンに予約を取るのは相当難しいです。
また、1月と8月は神社の神事や観光シーズンのため挙式をおこなうことができません。
こればかりは、自分たちでも業者に依頼しても変えようのないところです。
挙式のできる日が限られてるとはいえ、それだけ厳島神社の結婚式が人気だということですね。
実際に海外で生活しているカップルも結婚式をしたいと訪れるのだと関係者から伺いました。
最後に厳島神社の神さまについて紹介します。
厳島神社の神さまは、天照大御神の御子神といわれる「宗像三女神」です。
この女神は海の安全をまもる灯台のような神さま。
大海を進む船にとって昼間も夜も灯台は大切な道しるべです。
ありきたりですが結婚は航海に例えられますよね。
穏やかな日、嵐の日、どんな時でも厳島神社で結婚を誓った新郎新婦を三女神が見守ってくれるのではないでしょうか。
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