出雲大社へのアクセス 新幹線・電車編
出雲大社に参拝に行こうと旅行計画を立てるときアクセス方法、所要時間、宿泊の有無、それにかかる運賃・交通費、宿泊費などの料金面は気になるところですね。
今回は東京・大阪・福岡方面から出雲大社(島根)まで新幹線と電車(在来線)でアクセスした場合の乗り換え、所要時間、運賃(料金)などについてご案内しています。
また、関連して飛行機で出雲空港を利用した場合の電車、バスの乗り継ぎも簡単にご案内します。
では、さっそく結論から。
結論
- 最寄り駅は一畑電車「出雲大社前駅」で駅から出雲大社まで徒歩10分程度。
- 出雲大社に電車でアクセスするなら岡山から出雲市駅まで特急「やくも」を利用する。九州方面からは新山口で特急スーパー「おき」を利用する方法もある。
- 出雲市駅から一畑電車に乗り換える。
一畑電車はSuica、ICOCAなどのICカードは利用できない。 - 移動時間、滞在時間を考えると新幹線や電車の利用の可能な現実的な範囲は東京、横浜、埼玉近郊、福岡(博多)、太宰府ぐらいまで。
- 北海道・宮城、岩手など東北と鹿児島、熊本など九州からは飛行機でアクセスするのが現実的。東京、福岡でも空港が近ければ、飛行機の方が時間短縮になる。
- 出雲市駅は寝台特急サンライズ出雲やトワイライトエクスプレス瑞風も停車する駅。
以上、結論をふまえて実際に出雲大社までのアクセス方法やその所要時間、運賃(料金)などの詳細をチェックしていきます。
出雲大社まで電車でアクセスするなら大阪・東京・名古屋方面からは新幹線、四国方面からは在来線で岡山駅を目指します。
福岡、博多など九州方面からアクセスするなら時間帯によって新山口駅で特急スーパー「おき」で出雲市駅を目指す方法もあります。
岡山駅、新山口駅から特急で出雲市駅に到着したら出雲大社の最寄り駅「出雲大社前駅」までローカル鉄道の一畑電車に乗車します。
出雲大社には日本全国から遠くは北海道、沖縄からも参拝に訪れますので例えば千歳空港から出雲縁結び空港まで飛行機という人もいると思います。
その場合、出雲空港には電車の駅が併設されていません。
そのため、出雲大社直通バス(1日3便:料金880円/所要時間:35分)を利用できれば便利です。
しかし、直通バスは本数が少ないので時間的都合で1日14便運行している空港連絡バス(料金720円:所要時間約30分)で出雲市駅へ向かい電車でアクセスされるか最適な方法をお選びください。
出雲大社へ東京から新幹線と電車でアクセス
新幹線(のぞみ/岡山まで)
東京駅14~19番ホーム発
乗車券11990円
指定席7060円/約3時間20分
特急やくも(岡山~出雲市駅)
岡山駅2番ホーム発
指定席1550円/約3時間15分
※のりつぎ割引(自動適用)
一畑電車(電鉄出雲~出雲大社前駅)
490円/約16分
料金(運賃):21090円
所要時間:約7時間43分
※土曜出発、休日料金で計算。
東京から在来線のみで移動することもできますが時間がかかりすぎて利用する立場としては現実的ではありません。
東京や関東方面から新幹線や電車で出雲大社に行くなら最低でも1泊2日を想定した方が色々と楽しめます。
または女性にも人気の「サンライズ出雲」を利用する方法もあります。
サンライズ出雲でのアクセス方法
サンライズ出雲は東京駅9番線から22時出発し出雲までJR東海とJR西日本が毎日約12時間で結ぶ寝台特急。
東京駅ほか関東では横浜でも22時24分に6番線から乗車できます。
東京からの乗車料金
- 大人1名:22790円
- 乗車料金:11990円
- 特急料金:3240円
- 寝台料金:7560円(シングル)
シャワールームも完備され「シャワーカード」320円で利用ができる。
乗車券予約は出発日の1ヶ月前のAM10時からみどりの窓口予約カウンターや電話センターで受付ます。
電話番号:050ー3772-3910
大阪から出雲大社へ新幹線と電車でアクセス
新幹線(のぞみ/岡山)
新大阪駅22番ホーム
乗車券6480円
指定席3210円/約45分
特急やくも(岡山~出雲市駅)
岡山駅2番ホーム発
指定席1550円/約3時間15分
※のりつぎ割引(自動適用)
一畑電車(電鉄出雲~出雲大社前駅)
490円/約16分
料金(運賃):11730円
所要時間:約4時間43分
※土曜出発、休日料金で計算。
大阪や神戸など近畿圏なら早朝7時ごろに岡山まで在来線、そこから特急を利用すれば日帰りも不可能ではありません。
しかし、ほとんど移動時間で終わりますのでおすすめしません。
出雲までアクセスしやすい大阪など関西方面からなら新幹線と特急を利用することで日帰りも可能です。
大阪や関西方面から日帰りの目安
例えば、新大阪から6時台に出発の新幹線に乗り、岡山から特急に乗り換え11時前に出雲大社の最寄り駅に到着。
現地で6時間ほど参拝やご縁横丁の散策や買い物、観光を楽しんで17時50分ごろに出雲大社前駅から電車に乗り、新大阪に到着するのは23時ごろです。
こんな感じで新幹線と特急を使ってアクセスすれば日帰りで簡単な出雲観光もできます。
出雲大社周辺の観光や見学以外に日御碕神社の夕日や八重垣神社の鏡の池、松江城や玉造温泉など島根を満喫するなら少なくても1泊2日は欲しいです。
くにびき号(くにびき号)でお得なアクセス方法も
その他、大阪から出雲までは高速バス「くにびき号」が梅田阪急三番街、新大阪から毎日13便運行されています。
うち1便は梅田阪急を22時50分、新大阪を23時に発車する夜行バスで出雲大社に翌朝6時57分に到着。
所要時間は新幹線より約1時間余分にかかりますが、料金的には約半額6300円なのでお得に出雲までアクセスができます。
次に新幹線から乗り換える特急についてチェックしましょう。
岡山・山口から特急でのアクセス
岡山から特急「やくも」
※指定席:2900円で計算。
出発時刻
8時~19時(午後7時)まで毎時04分発
始発7時05分から最終21時40分まで1時間に1本運行されています。
20時台のみ、5分発と時刻表が無くても覚えやすくなっています。
九州・福岡方面、博多駅から新幹線で新山口経由の場合には特急スーパー「おき」を利用する場合。
新山口から特急スーパー「おき」
- 運賃(料金):6900円
- 所要時間:約3時間20分
※指定席:2900円で計算。
グリーン車はありません。
出発時間
8時52分、12時53分、17時12分です。
1日3往復運行。
では、次に出雲市駅から出雲大社の最寄り駅までのアクセス、運賃(料金)、所要時間をチェックしましょう。
出雲市駅から出雲大社前駅までのアクセス
- 料金(運賃)
大人:490円
子ども:250円 - 所要時間:16分
岡山から特急「やくも」山口から特急スーパー「おき」でJR出雲市駅に到着したらホームから1階に降りてください。
サンライズ出雲やトワイライトエクスプレス瑞風を利用の場合も同様。
改札を出て北口から右方向に100mぐらい歩いたところにある電鉄出雲駅で一畑電車に乗り換えます。
電車で出雲大社に向かう場合、最寄り駅まで運行している鉄道会社は一畑電車のみです。
1日2往復する人気のラッピング電車、ご縁電車しまねっこ号に乗車を希望するなら11:50分/13:50分発ですのでご注意ください。
次に最寄り駅から出雲大社までの行き方、アクセス方法をご案内します。
出雲大社前駅から出雲大社
- 徒歩:約8~10分
最寄り駅からは駅前の神門通りを北上、駅舎を背に右に向かうと約5分ほどで勢溜の大鳥居、さらに参道を5分ほど歩けば出雲大社の拝殿、八足門に到着します。
タクシーを利用したい場合には駅左手にタクシーの待機所があります。
古くから出雲大社の参拝は稲佐の浜方向から現在の銅鳥居あたりに至る道が表参道として利用されてきました。
しかし、鉄道が敷設され駅ができてから神門通り側が表参道と認識されるようになりました。
ちなみに現在でも出雲大社で奉職される神職さんは古くからの参道を通って大社に入られます。
以上、これで目的地の出雲大社までアクセスできました。
アクセス料金の内訳と計算方法
なかには出雲大社へのアクセス方法を調べて運賃など旅費の内訳を計算すると新幹線や特急電車の料金が合計額と合わない。
出発地から目的地で算出した運賃だと安いのに区間ごとに調べたときの内訳がアクセス方法は同じなのに高くなることに悩んでいる人がいるかも知れません。
この記事でご案内しているアクセス方法の運賃、料金計算でもそうです。
その理由は、新幹線や電車は総距離に応じた割引や乗り継ぎ割引で総額運賃を決めています。
例えば、博多から出雲大社にアクセスする場合には博多~出雲市駅までのJR区間。
この出発駅、到着駅と利用するルートのアクセス方法で運賃価格を決定しています。
そのため、新幹線区間(博多~新山口)または(博多~岡山)と在来線の特急電車区間(~出雲市駅)を別々に乗車券、特急券、指定席券などを計算すると割引を適用していない正規料金の合算なので高くなって正解です。
乗車駅から下車する駅まで切符を購入すれば割引済みの安い料金になります。
車椅子でアクセスされる場合
JR出雲駅、電鉄出雲駅ともに高架式ホームですが、車いすのまま乗車できるエレベーターが完備されています。
両駅間の連絡通路などはないため、一度改札を出て移動する必要がありますが舗装されているため介助者の方も負担なく移動できます。
また、電車への乗降については事前に連絡をしておけば簡易式スロープをホームと電車の間にかけていただけます。
到着駅になる出雲大社近くの最寄り駅「出雲大社前駅」は地上駅で車いす対応の改札を利用すれば段差なく参道に向かう神門通りへアクセスできます。
ご心配になるトイレですが、JR出雲駅構内1階3・4番線側にお身体が不自由な方、障害をお持ちの方、車椅子のまま利用できる多目的トイレも完備されています。
一畑電車の電鉄出雲駅も構内に完備していますが、最寄り駅の出雲大社前駅は駅舎から外に出た左手にある公衆トイレが対応しています。
出雲大社前駅から出雲大社の勢溜の大鳥居までの神門通り、鳥居から松の参道、拝殿、八足門、神楽殿へのアクセスも自力ではアップダウンが辛いと思いますが、階段はありません。
コインロッカーと荷物預かりサービス
必要ない荷物を預けて手ぶらで観光したい、松江など近隣観光地で買い物をして荷物が増えてしまったなど出雲大社の参拝に必要ない荷物を預けたい時がありますよね。
最寄り駅の出雲大社前駅に大・中・小サーズのコインロッカーが完備されています。
コインロッカーの利用料は大きいサイズから500円、300円、200円です。
もしも、すべてが使用中の場合でも大丈夫。
駅員さんにお願いすれば手荷物預かりサービスを1回500円で利用できます。
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