伊勢忍者キングダム/伊勢安土桃山城下街(文化村)
三重県の伊勢・鳥羽周辺には伊勢神宮、夫婦岩、鳥羽水族館など全国的に有名な観光スポットが点在し、その多くに年間を通して観光客が訪れます。
でも、そんな恵まれた観光地だからこそあまり知られていないのに実は凄いスポットや穴場スポットがあったりします。
そのひとつに映画「刀剣乱舞」にも使われた織田信長の城を史実に基づいて再建した「安土城」のある伊勢・安土桃山城下街です。
今回は映画「刀剣乱舞」のロケ地で伊勢神宮からも約30分で行ける「伊勢・安土桃山城下街」についての概要や注目のフィールドアスレチック「忍者森アドベンチャー」や日帰り温泉「城下の湯」ほか、営業時間、入場料、お得な割引、無料送迎バスなどのアクセス方法もご紹介します。
では、さっそく伊勢忍者キングダム(安土桃山城下街)についてチェックしましょう!
安土桃山城下街は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が活躍した「安土桃山時代~江戸時代」を再現したテーマパーク。
パーク内では武士や忍者、町人や町娘の衣装を着たスタッフやプロの役者たちが迎えてくれる。
忍者といえば、三重県の伊賀上野、滋賀県の甲賀ですが観客を楽しませるおもてなしは役者たちのほうが上手い。
京都太秦映画村、日光江戸村など全国に同様のテーマパークが存在するなかで伊勢・安土桃山城下街(伊勢忍者キングダム)の原寸大で再現された安土城天守閣の規模は群を抜いている。
時代劇セットのような張りぼてではない地上7階・高さ43mという大きさはリアルに圧巻されるスケールです。
刀剣乱舞のロケ地になった安土城
2019年1月18日から公開の映画「刀剣乱舞」のロケ地ともなった伊勢忍者キングダム(伊勢安土桃山城下街)。
刀剣乱舞の見どころでもある戦闘シーンには伊勢忍者キングダム(伊勢安土桃山城下街)のシンボルである安土城が背景に登場する。
さらに俳優の山本耕史さん演じる織田信長の背景は安土城の黄金の間。
三重県内では、その他にも松坂市の松坂城もロケが実施された。
映画「刀剣乱舞」の主人公たち三日月宗近・山姥切国広・薬研藤四郎・へし切長谷部・日本号・骨喰藤四郎・不動行光・鶯丸を演じるキャストたちも安土城を背景に戦闘を繰り広げている。
フィールドアスレチックで忍者修行!
近年のアウトドアブームで「嵐にしやがれ」「アド街ック天国」など多くのテレビ番組でも紹介されている神奈川県のさがみ湖リゾート・プレジャーフォレストにあるマッスルモンスターなど野外で体を動かして遊ぶ「フィールドアスレチック」が人気です。
そこで、伊勢忍者キングダム(伊勢安土桃山城下街)でもコンセプトに合わせて忍者の修行をイメージした「忍者森のアドベンチャー」をオープンさせました。
忍者森のアドベンチャー
全長1000m、67の仕掛け(アトラクション)は日本最長級のフィールドアスレチック。
ワイヤを滑車で滑り降りるジップラインはスカイダイビングを疑似体験しているよう。
小学生以上の子どもから大人まで誰でも楽しむことができます。
希望者には忍者衣装の貸出もあり。
運動不足の中高年も子どもたち孫たちと遊びながら体を動かすことができますよ。
安全面もハーネス着用でワイヤーがつながっているので大丈夫。
対象は身長120m以上/体重100kまで
ジップラインについては70kgまでに制限。
通行手形で入場の場合、別途料金は不要。
入国手形(大人3600円/中高生2300円/小学生/2000円)の場合は小学生以上1000円の利用料が必要です。
テーマパークやフィールドアスレチックを楽しんだ後に汗を流すなら伊勢天然温泉「安土城下の湯」を無料で利用できる。
伊勢天然温泉「安土城下の湯」
- 平日の営業時間14時~22時
- 土日祝の営業時間12時~22時
- 最終受付は21時
通行手形・入国手形で入場の場合、温泉入浴料は不要。
温泉入浴のみで利用する場合
は平日:大人900円/中高生700円/小学生/400円で土日祝の利用はプラス100円。
フェイスタオル210円、バスタオル360円で購入も可能。
伊勢神宮やおかげ横丁、夫婦岩などを朝から観光して夏場など帰路につく前に汗を流したい人は温泉のみの利用がお得です。
コスプレ 全力応援宣言!
コスチューム持ち込みが可能で戦国時代から江戸時代の風景を背景にアニメ・ゲームのキャラコスもできます!
料金
入国手形/大人3600円
通行手形/大人4900円
※城下街への外歩きもOK
コスプレの事前予約
事前予約は不要ですが、コスプレのままで入場・退場はできません。
TEL 0596-43-2300
メールフォームでの問合せ
持ち込み衣裳での撮影について
当日は入口券売所で手形を購入し、安土城下の湯カウンターにて受付をします。
※2019年からスタジオ・更衣室の使用を中止しているため、安土城下の湯の更衣室で着替えをすることになりました。
ちなみに通行手形で入場の場合、着物や忍者衣裳のレンタルは料金に含まれています。
本格的な甲冑や花魁の和装レンタルを希望の場合、別途費用が必要です。
変身写真館内での撮影
・姫、裃、直垂、忍者、町娘、町人・・・1,000円
・武者、武者姫、甲冑、花魁・・・3,000円外歩きお散歩コース(2時間)
・姫、裃、直垂、忍者、町娘、町人・・・3,000円
・武者、武者姫・・・5,000円
・甲冑・・・10,000円出典:伊勢忍者キングダム
では、次に伊勢忍者キングダム(伊勢・安土桃山城下街)の営業時間、入場チケット料金、お得な割引、アクセス方法などをチェックしましょう。
伊勢忍者キングダム(伊勢・安土桃山城下街城下街)の営業時間
入場料
入場券(入場のみ)
- 大人1,500円
- 中高生1,000円
- 小学生800円
入国手形(入場と日帰り温泉入浴が可能)
- 大人3,600円
- 中高生2,300円
- 小学生2000円
通行手形(入場・温泉・観劇等含む)
- 大人4,900円
- 中高生3,500円
- 小学生3,000円
入国手形
(街並み散策と見学+日帰り温泉)
忍者屋敷の忍者修行砦・忍者資料館・忍者まなび処(毎週土日に開催)・幽玄の美刀剣館・日本刀鍛錬所(毎週土日は刀鍛錬の実演あり)が料金に含まれる。有料施設は300~600円で忍者や大岡越前、花魁のお芝居は平均500円です。
通行手形
(街並み散策と安土城内部含む見学+観劇、着物・忍者衣裳レンタル、日帰り温泉)
入国手形で無料見学できる施設に加え、観劇施設の大江戸劇場紅屋・大忍者劇場・山田奉行所・ニャンまげ劇場や11仕掛けを見破り脱出する忍者からくり迷路、フィールドアスレチック施設の忍者森のアドベンチャーも含まれている。
好き嫌いがあると思いますが、忍者屋敷や時代劇が好きな人は山田奉行所、大江戸劇場紅屋、大忍者劇場、安土城を見学したいと思うので入国手形よりも通行手形がお得です。
割引きの種類と割引率
- インターネット割引 10%オフ
- 家族割引 2,000円オフ
- ペア割引大人2人 1,500円オフ
- JTBのおでかけチケットpassme! 250円オフ
- シルバー割引 満65歳以上で30%オフ
- 障害者割引 40%オフ
そのほか、団体割引や近隣地元向けの限定日で割引サービスなども実施しています。
※家族割引は大人2人小学生1人の3人を想定しています。小学生2人以上の場合:1人追加ごとに1,800円追加となります。
※ペア割引は女性同士、男性同士でも可。
※障害者割引は本人のほかその介助者(付き添い人)1人も同率40%の割引が適用されます。
※シルバー・障害者ともに証明書の提示が必要となります。
安土城と伊勢と織田信長
すこし歴史に詳しい人からは、せっかくなら岐阜や滋賀など織田信長とゆかりあるところに再建しなかったのかという声もあると思う。
史実では安土城は滋賀県の近江八幡市、琵琶湖畔の安土山に在ったとされるため当然の意見。
しかし、直接的な関係はないが歴史を深掘りすると意外にも比叡山を焼き討ちにした信長、その父の信秀には伊勢神宮や伊勢平氏と関わりが見えてきます。
それは持統天皇の時代、西暦690年からおよそ1300年も続く伊勢神宮の「式年遷宮」という、もっとも重要な神事。
そんな式年遷宮には莫大な費用がかかる。
室町時代後期になるとその遷宮費の微収が困難になり、およそ120年あまり中断していました。
その遷宮費用を信長の父、そして織田信長本人も献納し、本能寺の変の後に豊臣秀吉も献納したことにより123年ぶりに内宮と外宮同時の遷宮が1585年に実施されたという経緯がある。
また、信長は自らを平家、平清盛の末裔としていたこともあり、その後の伊勢侵攻、神宮への献納など平家発祥の伊勢に特別な思いがあったのかも知れない。
だとすれば、その思いが70億もの巨額を投じた安土城を伊勢戦国時代村(当時)に築城させたのかも知れない。
そんな安土城、伊勢安土桃山城下街(旧・文化村)は「伊勢忍者キングダム」として進化します。
神宮に学ぶ常若のリニューアル!
安土桃山城下街は1993年から15年間、伊勢戦国時代村として親しまれていましたが、2008年から運営会社が江戸村から独立して「ちょんまげワールド伊勢」「伊勢・安土桃山文化村」「」を経て2019年3月1日に「伊勢忍者キングダム」に変更。
さらに2017年から「伊勢忍者キングダム」(旧:伊勢・安土桃山文化村)は東京に本社を置く不動産事業を中心に展開している共生バンクの所有になり、飲食街をリニューアル、さらに新規でお伊勢参りの禊の湯とされる榊原温泉より湯を移送している日帰り温泉施設「城下の湯」フィールドアスレチック「忍者森アドベンチャー」のほか、本格的なコスプレスタジオなどを展開。
日本人の心のふるさとと親しまれる内宮・外宮(伊勢神宮)を中心とした神都「伊勢」だからこその「おもてなし」で2020年の東京オリンピックを意識してかは定かでないが、伊勢志摩サミット開催以降増えはじめている訪日外国人がターゲットに総額100億規模のリニューアルを進め、日本らしい時代劇テーマパークの特色を活かしつつ最新の3D映像技術を取り入れエンタメ部門の強化もしていくとしている。
第1期では海鮮バーべキューを楽しめる「炭火海鮮焼 合戦大食事処」や日本刀の展示販売もされる「刀剣館」刀匠の作業を見学できる「日本刀鍛錬所」のほか時代感を大切にした日帰り温泉施設「城下の湯」や忍者アカデミーを新設されました。
伊勢神宮でも常若の思想から20年に1度「式年遷宮」がおこなわれるようにどんなテーマパークも人々を惹きつけ魅了しつづけるためには、一定期間でリニューアルは必要だと利用者としてリアルに思います。
アクセス
三重県伊勢市二見町三津1201-1-1
電車の場合
JR二見浦駅、近鉄宇治山田駅、近鉄五十鈴川駅の3駅が最寄駅となりますが、もっとも近い駅はJR二見浦です。
いずれの駅からも伊勢忍者キングダム(旧:安土桃山城下街)まではバスを利用します。
※車いすを利用されているなら宇治山田駅または近鉄鳥羽駅が良いと思います。
※近鉄五十鈴川駅は一部ですが停車しない特急があるため注意して下さい。
無料送迎シャトルバス
伊勢忍者キングダム(旧:伊勢安土桃山城下街)行きの直通送迎バスは毎日午前中1便、夕方以降3便が運行しています。
伊勢忍者キングダム行き
午前便
伊勢市駅/8時45分
宇治山田駅/8時53分
到着:9時15分
鳥羽駅/9時40分
到着:10時
夕方便
伊勢市駅
17時30分
18時30分
19時30分
宇治山田駅
17時38分
18時38分
19時38分
夕方便到着時間
17時台は18時
18時台は19時
19時台は20時
※鳥羽駅からの夕方便は運行なし。
また、城下街から伊勢市駅、宇治山田駅・鳥羽駅へのシャトルバスも運行されています。
路線バス
最寄りのバス停は三重交通バスの伊勢安土桃山城下街。
二見浦駅からバス
二見浦参道で乗車、伊勢宇治山田駅方面行きに乗り約5分。
宇治山田駅・五十鈴川駅からバス
鳥羽水族館ミキモト真珠島方面行き
宇治山田駅バス停から約45分。
五十鈴川駅バス停から約25分。
伊勢神宮の参拝の後に伊勢忍者キングダム(旧:伊勢安土桃山城下街)に行く場合、内宮前バス停から約20分。
車の場合
伊勢自動車道の伊勢IC経由、伊勢二見鳥羽ライン「二見浦出口」を利用。
所要時間の目安は大阪から約2時間10分、名古屋から約1時間40分です。
駐車場
終日無料
その他、中部国際空港や伊勢湾フェリを利用される人もいると思います。
各方面から伊勢忍者キングダム(旧:伊勢安土桃山城下街)までのアクセス方法は、伊勢神宮へのアクセス方法と基本的に変わりません。
というのも伊勢神宮の最寄駅である伊勢市駅、その隣が近鉄なら宇治山田駅、五十鈴川駅。JRなら二見浦駅です。
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