伊勢神宮のご利益
2013年、伊勢神宮では遷宮という日本中が注目する神事が行われました。
マスコミ各社、出版社も、こぞって伊勢神宮の遷宮や参拝についての紹介番組が放送されたり、ガイドブックが発売されました。
それによって、伊勢神宮には内宮と外宮があること。
参拝は外宮から内宮へという古くからの慣わしがあること。
正宮では個人的なお願いではなく、日々の感謝を捧げる。
個人的なお願いではなく、荒祭宮で自分の願いを宣言をする。
多くの人が聞いたことがある、知っていることだと思います。
どうせ、子安神社や大山祇神社のことでしょ?
違うんです。
皆さんにとってのご利益とはどんなものでしょうか?
開運、金運、縁結び、商売繁盛、学業などで、良い結果がえられたら「ご利益が有った」というイメージを持たれるのではないでしょうか?
ご利益=自分へ何らかの見返りとか、何か良いことがあるんじゃないか。
文字通り、神様から利益をいただくことをイメージしますよね!
それも、確かにご利益です。
伊勢神宮の内宮に祀られる、天照大御神は天皇のご祖神であり、日本人の総氏神とされます。
そんなの誰だって知ってるだろ!
そうですよね、でも、そこに伊勢神宮のご利益の重要な部分、意味があるんです。
皆さんは、ご先祖様のお墓参りをされますか?
いま、そんなこと関係ないだろ!
そんな声が聞こえてきそうですが、同じなんです。
皇族の方々が、伊勢神宮に参拝されるのはご先祖の墓参りみたいなものだから納得。
でも、言い方悪いけど、他人の先祖にご利益もなくわざわざ伊勢まで参拝に行くのか!
確かに、そう考えて当然だと思います。
ただ、感謝を伝えるためだけに伊勢神宮を参拝されるのでしょうか?
どこかで、何らかの見返りを求めるのが一般的だと思います。
そこに、伊勢神宮のご利益の凄さがあるのではないでしょうか。
例えば、遠く離れた、おじいさん、おばあさん、両親のお墓参りをする時には、どんなことを祈りますか?
宝くじが当たりますように、結婚できますようにと祈る人も多いかもしれません。
しかし、多くの人が願望を祈るよりも、家族の近況や具体的な行動に対して宣言や誓い、また守ってくださいという祈りではないでしょうか?
そんなことない! 個人的な願い事をしてる!
まあ、それも少なくは無いでしょうけど。
同様に少なからず、「近況」や「具体的な行動」に対して「守ってください」という祈りにも共感していただけるかなと思います。
親しい人の墓前では、日々のこと、日ごろの感謝、具体的な行動に対しての誓いを自然にしている。
お墓参りをしたことで、少し心が晴れた気持ちになる、心が軽くなる。
伊勢神宮へ参拝する上での感謝、そして誓いも同じなのではないでしょうか。
参拝することで、自分自身の心のうちに抱える多くのものを解き放つ。
神様に誓うことで、参拝することで守られると思えること。
伊勢神宮という国民の総氏神という存在が、それを後押しする。
それが、伊勢神宮のご利益。
神頼みではなく、具体的な行動に対しての誓いと近況、日ごろの感謝の祈り。
それこそ、チャンスの神様ではありませんけど、いま行動しようと思っていること、欲しいと思っている物や知識、行きたい場所。
そのすべてを手にするための行動を、伊勢神宮の神々が後押ししてくれる。
すべては、自らの行動に対して伊勢の神々が日々ともに在って後押しをしてくれていると思えることが、チャンスを手にするパワーになります。
もしかしたら、伊勢神宮へ参拝しようと思って、いま検索をしたこと、それも私の皆さんの総氏神である天照大御神のご神意かもしれませんね!
私自身の実体験としては、即行動した結果、昇給されたことですかね(笑)
皆さんも、素敵なご利益を授かって下さいね!
伊勢神宮の参拝方法は以下の記事を参考にして下さい。
・伊勢神宮参拝方法まとめ
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