東京大神宮のお守りとご利益
伊勢神宮を本社とするなら、東京支社として創建された伊勢系の神社。
ご祭神は、天照大御神と豊受大御神
神宮と同じ神様なのに、どうして東京大神宮は「縁結び」のご利益が高いとされているのか。
そんな疑問、縁結びのご利益を授かる秘儀。
「お守り」の種類や価格、正しい基本の参拝方法などを紹介しています。
東京大神宮(東京千代田区)では職員間で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生して以降、これまで以上の感染対策に努められています。ご参拝、ご祈祷、お神札・お守り・御朱印などの授与すべて再開されています。
ただし、参拝時間内においても境内が混雑した場合は入場制限を実施、ご祈祷は人数制限を実施、御朱印は書置きのものをで対応するなど、従来とは異なる点、またコロナ時代の新たな参拝のルールもありますので、公式サイトをご確認ください。
東京大神宮でも参拝された多くの人がお守りやお札をいただいて帰られます。
はじめに「お守り」から紹介します。
東京大神宮のお守り・お札の種類と価格
お守りは①縁結び・恋愛 ②安産 ③健康 ④学業 ⑤開運厄除け ⑥交通安全の順で紹介しています。
伊勢神宮のお守りの種類と料金は、こちら
2019年の新作お守りは「仕事守」を元旦から1種授与されます。
・鈴蘭ひめ守
価格:500円
・鈴蘭よりそい守り
価格:800円
・幸せ水琴鈴守り
価格:800円
・縁結び 星まもり
価格:1000円
・縁結び鈴蘭守り
価格:700円
・恋愛成就守り
価格:700円
・縁授守り
価格:800円
・心結び 美鈴守り
価格:800円
・幸せ恋守り
価格:700円
・恋愛成就 幸せ鍵守り
価格:800円
・縁結びお守り
価格:1.000円
・根付お守り(携帯ストラップ)
価格:500円
・鈴蘭根付守り(携帯ストラップ)
価格:600円
・恋愛成就鈴守り
価格:500円
・結守り
価格:500円
・結び札(恋愛成就)
価格:700円
・縁結び幸せ小槌
価格:800円
・安産守り
価格:600円
・健(すこやか)守り
価格:500円
・身体健康守り
価格:800円
・学業成就守り
価格:500円
・厄除開運守り
価格:700円
・厄除開運鈴
価格:500円
・キティー守
価格:500円
・交通安全根付守り
価格:500円
・キティ―交通安全守り
価格:500円
東京大神宮のお札も紹介しておきます。
・東京大神宮符
価格:800円
伊勢神宮のお札である、神宮大麻も授与していただくことができます。
・神宮大麻(内宮:天照大御神)
価格:800円
・豊受大麻(外宮:豊受大御神)
価格:1.500円
お守り・御朱印授与時間は、8時~19時です。
簡単に「お守り」から紹介しましたが、ただ単にお守りを身に着けていれば良いというものではありません。
きちんと参拝をしなければダメです!
参拝方法と、ポイントも紹介します。
でも、その前に縁結びをお願いするなら「コレを知って」おかなければ的外れという大切なこと。
それが伊勢神宮と同じ神様を祀っているのに、どうして「東京大神宮は縁結びのご利益や効果が高いの?」という疑問の解決にもつながります。
縁結びに効果があり、ご利益を授かるとされる理由について知っておきましょう。
縁結びのご利益が授かる理由と秘訣
東京大神宮の神様は、天照大御神と豊受大御神ですが、あわせて「造化の三神」といわれる神様が祀られています。
造化の三神について興味をもたれた人向けに記事の最後に書いておきます。
縁結びのご利益を授けてくださるのが、この「造化の三神」のご神徳。
神様にも得意、不得意なジャンルがあって、造化の三神は「縁結びや新たなものを生み出す」ことを得意としています。
この造化の三神は「天地万物の生成化育」の働きを司る神様とされ、縁結びのご利益を授かるとされる理由です。
これは東京大神宮の由緒書にも記されていますので確かめてみてください。
ちなみに「生成化育」とは、生を成し育て化するの意です。
でも、縁結び=恋愛や結婚のご利益を授かるものだと思っていませんか?
東京大神宮の縁結びと恋愛成就
恋に悩む女性たちの心のよりどころとして、全国から多くの人が訪れる、恋愛の神様。
東京大神宮の縁結び=恋愛成就や良縁に恵まれるご利益やお守りの効果が有名です。
一般的に縁結びといえば「男女の縁を結ぶ」ものだとイメージされますが、それだけではありません。
そのご利益の中でも、男女の縁を結びつける「恋愛面」「結婚面」が、その他の縁結び神社に比べて効果が高い。
「願いが叶った」
「想いが通じて恋が実った」
という現実的な結果と、そのリアルな効果が東京大神宮といえば「男女の縁結び」というイメージを定着させたようです。
さらに現在、一般的に行なわれている神前結婚式は東京大神宮が発祥とされていることも影響しています。
つまり、東京大神宮のご利益は、男女の縁だけじゃありません!
家族や友人、仕事や就職、お金や健康、学業との縁もガッチリ結んでくださいます。
縁結びのご利益さえいただければ、天照大御神、豊受大御神へ感謝のお祈りをしなくても良いと思ってしまっては大間違い!
その理由を、次の参拝方法とポイントで紹介します。
東京大神宮の参拝方法とポイント
一般的な神社と同じです。
少しだけ、東京大神宮向けにカスタマイズされているので紹介します。
といっても、難しいことはありません。
何しろ東京大神宮には、内宮、外宮、別宮といわれるものはありませんから、参拝の順序を気にする必要はありません。
この鳥居から境内に入ると神聖な神様の領域。
参道は端を歩く
参道の中心は「正中」という神様の通り道とされるため、右端を歩きます。
左端を歩くと、手水舎へ行くために神様の道を横切る、さえぎる事になるのため、おすすめしません。
口は災いの元、悪事に手を染めるといわれるように、特に口と手は穢れを象徴するため、神水で穢れを洗い落とします。
※平日は柄杓(ひしゃく)がありますが、混雑が予想される土日や初詣の期間中はありません。その際の作法については臨時で手水舎の正面に掲示されます。
手水の作法は、最後に紹介します。
鳥居を人間界と神界の境界線だとすると、この門は東京大神宮の玄関です。
この神門の手前に飯富稲荷神社(いいとみいなりじんじゃ)が鎮座されています。
別宮ではありませんが、衣食住・商売繁昌・家業繁栄の神様ですから参拝されると良いと思います。
賽銭箱まで手を伸ばし、そっと供えるイメージで優しく。
お賽銭を投げ入れるのはNGです。
特に金運とのご縁を結びたいならなおさらです。
お金を投げる=投げ捨てることになるため、良くないこととされます。
いよいよ、神様との対面です。
この時には、正面(真ん中)に立ってOKです。
拝礼の作法は「二拝、二拍手、一拝」です。
・二拝
はじめに2回、最敬礼の姿勢で深く頭を下げます。
・二拍手
胸の高さで手を合わせたら「右手をやや下げる(引く)。
肩幅程度に2回、拍手をします。
この拍手の音によって、魔を祓うとされます。
また、神様へ訪れたことを知らせる音でもあるため恥ずかしがらずに、シッカリ音を響かせましょう。
・一拝
最後に最敬礼して、深く頭を下げます。
一拝を終えたら、そのまま後ろを向くと、お尻を向ける姿勢になるので不敬になるといわれます。
お守りをいただく人は、やや左に横に移動してから授与所に行きましょう。
二拍手したら、お祈りをします。
ここで大切なポイント!
はじめに神様へ感謝を伝える。
次に住所、氏名を伝えてから「願い事」を伝えます。
もっとも大切な重要ポイント!
願い事は、具体的じゃなきゃダメ。
どうして具体的に祈るのか。
それは「願い事=神頼みでは効果が現れない」からです。
では、どうしたら良いのか。
簡単にいえば、これから自分が願い事を叶えるために「どう行動して、将来どう成っている」のか。
それを「神様に宣言して、約束する」のが、ご利益を最大限に授かるためのポイント。
つまり、自分自身が目的を達成させる方法を伝えることで、神様が後押ししてくれるということ。
そして、神様に感謝の祈りをささげる理由。
ご神徳とは、神様のパワーやエネルギーと理解してください。
参拝時間
8時~19時
お守り・御朱印授与時間も同じです。
東京大神宮のご祈祷・ご祈願
伊勢神宮の特別参拝にあたるものです。
通常の参拝は、本殿前のからですが、特別なご祈願があるときには、本殿内で参拝することができます。
ご祈祷は、9時半~16時半で30分きざみで実施されます。
ご祈祷・ご祈願の費用は一般的に1万円が相場とのことです。
手水の作法
①右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、手水舎の水を汲んで左手にかける。
②柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清める。
③柄杓を右手に、左の手のひらで水を貯めて口をすすぐ。
④口をすすぎ終えたら、再度、水を左手に水をかける。
⑤柄杓を縦に立て、柄に水を流してから伏せて置く。
東京大神宮へのアクセス
東京都千代田区富士見2-4-1
最寄り駅
JR中央・総武線「飯田橋駅」西口から徒歩3分
地下鉄有楽町線・南北線「飯田橋駅」B2a出口から徒歩5分
地下鉄東西線・大江戸線「飯田橋駅」A4出口から徒歩5分
※JR飯田橋駅西口は2016年8月より改良工事のため日本歯科大学病院側に移設されています。
天地開闢の際、天上から地上の高天原に最初に姿を現した神様。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
神産巣日神(かみむすひのかみ)
その次に現れた神様の宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
天之常立神(あめのとこたちのかみ)とあわせて「別天津神(ことあまつ)」といわれます。
天津神=天上の神様という意味です。
余談ですが、天上の神様に対して、出雲大社の大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は国津神(くにつかみ)といいます。
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