戌の日の安産祈願と伊勢神宮での初穂料

戌の日 安産祈願

妊娠してはじめて耳にする日本古来の習慣のひとつに帯祝いがあります。

戌の日に腹帯をして神社で安産祈願するという慣わし。

この時の腹帯を岩田帯と呼んでいます。

帯祝いの歴史は古く奈良、平安の時代にまでさかのぼります。

でも、どうして戌の日? いつまでに済ませるの?
どこの神社がいいの? 初穂料はいくら納めるの?

分からないこと疑問に思うことが色々ありますよね。

今回はそんな疑問を解決しながら2019年(平成31年/令和元年)の戌の日と最後に伊勢神宮での安産祈願についてご紹介します。

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本題のまえに、この記事をご覧になっているなかには妊婦さんやそのご家族なんだと思います。

この度はご懐妊おめでとうございます。
ひと言お祝い申し上げたいと思います。

では、さっそくチェックしましょう。

帯祝いと戌の日の安産祈願

戌の日

Photo.by:伊勢神宮が大好き!

「帯祝い」と「戌の日の安産祈願」・・・

あれ、同じことじゃないの?
いや、違うよ!

そんな声が聞こえてきそうですね。

どちらも基本的には戌の日に腹帯を巻いて安産祈願をする慣わしのことをさしています。
※地域によって呼び方に違いあり。

しかし、その起源は大きく3つに分けることができます。

それぞれをチェックすることでいくつかの疑問が解決しますので確認しましょう。

帯祝い

皇室におかれては奈良時代にはご懐妊5ヶ月目に「内御着帯」9ヶ月目には「着帯の儀」として戌の日に絹の帯を身にまとって安産祈願をされてきたといいます。

その慣わしは現在にも受け継がれ皇太子妃の雅子さま、秋篠宮妃の紀子さまも着帯の儀をなさいました。

また「古事記」に皇室のご先祖と帯と安産にまつわる話が記されています。

それは平安時代のこと。

懐妊中の妊婦である神功皇后が三韓征伐に向かうときに腹帯を巻いて出向いたと記述されています。

さらに諸説を読み解いていくと神功皇后はこの戦に勝利して帰国の後には御子を無事出産できるよう神さまに祈願。

その際に神さまに供えた絹で帯を織り上げ、帯には平石を詰めお腹に巻いて戦い勝利した。

安産祈願

帰国した神功皇后は元気な御子をお産みになった。
なんて肝の座った女性、なんて強い母でしょうか。

戦の中でも母体は安定、お産でも苦しむことなく出産されたことから安産につながりました。

そこから奈良時代の皇室の慣わしと平安時代になって神功皇后の「帯」「安産」がいつしかかさなり皇室でも「帯祝いと安産祈願」の意味を持つようになりました。

では、戌の日にお参りする理由は特にないのかな?

しっかりあります。

戌の日参り

戌の日は十二支の戌で動物の置き換えると犬。

そのため12日に1度の周期でめぐってきます。

犬は一度に多くの子どもを産みます。
また比較的に軽く安定した出産をすることにあやかって妊婦さんは戌の日に安産祈願します。

また犬を獅子に置き換えて産まれてくる子が強くたくましく育つようにとの願いも込められ戌の日のお参りになっているともされます。

このように皇室の行事である「内御着帯」(着帯の儀)からはじまる「帯祝い」

御子を宿しながら腹帯を巻き戦に勝利され無事に子どもを生んだ神功皇后にあやかる「安産祈願」

お産が軽く多くの子を産む犬にあやかった「戌の日のお参り」

これらが民衆の中で時代とともに変化をとげて江戸のころには現在のスタイルになりました。

では、いつまでに済ませれば良いのでしょうか?

いつまでにお参りするの?

5ヶ月目の戌の日

古くからの慣わしでは安定期に入る5ヶ月目の戌の日に帯を持参して神社で御祈祷をしていただきます。

12日に1度の周期ですから期間中に2〜3回チャンスがあります。

では、5ヶ月目の戌の日ならいつでも良いのか。

構いません。

気持ち的には大安の方が良さそに思うかも知れませんが、心配しなくて大丈夫です。

この習慣、慣わしは大安よりも戌の日が重要です。

次にどこの神社で安産祈願したら良いのでしょうか。

どこの神社?初穂料は?

氏神社

Photo.by:伊勢神宮が大好き!

例えば、初宮参りや七五三の場合には産土神さま、氏神さまに参拝するのが慣わし。

こんな話を聞いたことがあると悩みますよね!

結論、妊婦さんが行きたいと思うところでOK!

安産祈願も基本は氏神さま

そこには初宮参りは土地の神さま、七五三は氏族の神さまでという時代が変わっても説明されると納得の理由と背景があるように安産祈願を氏神さまでという考え方があります。

でも、重要なのは妊婦さんが心穏やかに安心して安全に出産できるようにです。
だから母体重視でなければ本末転倒。

まあ そう言っても実際には義理のお母さんやら実家や周りに振り回されるんですけどね。

それ以上に生まれてからの初宮参りや七五三になったらホント覚悟しといたほうがいいですよ(笑)

少し話が脱線してしまったので元に戻します。

では、安産祈願のご祈祷を受ける時に初穂料(料金)はいくらぐらい納めたら良いのでしょうか。

初穂料の目安

5000~10000円

これも悩みますよね!

普段から安産祈願のご祈祷に来られる人が多いところだと初穂料は何千円ですと明記してくれていますから定められている料金を納めれば構いません。

また双子だとしてもお宮参りや七五三ではないため気にする必要もありません。

困ってしまうのが明記されていない神社。

事前に分かっていれば電話してご祈祷料はいくらなのか確認します。
それでも「お気持ちで」と回答されることがあります。

そんな時の目安は全国的に1祈願(祈祷)「5000円~10000円」です。
※ご夫婦と付き添い(祖父母)4~5人まで。

では2019年(平成31年~令和元年)の戌の日をチェックしましょう。

2019年(平成31年/令和元年) 戌の日

1月1日(火)・13日(日)・25日(金)

2月6日(水)・18日(月)

3月2日(土)・14日(木)・26日(火)

4月7日(日)・19日(金)

5月1日(水)・13日(月)・25日(土)

6月6日(木)・18日(火)・30日(日)

7月12日(金)・24日(水)

8月5日(月)・17日(土)・29日(木)

9月10日(火)・22日(日)

10月4日(金)・16日(水)・28日(月)

11月9日(土)・21日(木)

12月3日(火)・15日(日)・27日(金)

では、国民の総氏神である伊勢神宮での安産祈願についてチェックしてみましょう。

伊勢神宮の安産祈願

伊勢神宮の安産祈願

Photo.by:伊勢神宮が大好き!

国民の総氏神とされる伊勢神宮では安産祈願ができます。

あれ?
個人的なお願い事はダメなんですよね!

はい、その通りです。

矛盾しますよね。

でも、安産祈願だけでなく初宮参りなどの御祈願をしていただくことができます。

とても気になってお尋ねしたところ「子は国の宝」で国の繁栄につながるからだと教えてくださいました。

また、神宮でのご祈祷は御饌(みけ)と御神楽(おかぐら)大きく2つからなり、御饌は神さまにお食事を、御神楽(おかぐら)は舞を奉納して祈願していただきます。

現代風に例えると御饌は3つのコースから選べて5000(5名まで)~10.000円(10名まで)。

御神楽は4つのプランから選べて15.000(15名まで)~500.000円(500名まで)

どちらが良いのか迷うかもしれません。

こちらも神職いわく「大御神さまは御饌、御神楽の違いで優劣をつけられたりしません」とのことでした。

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