ハワイにあった!日本人の心のふるさと。
「何でこんなとこにザ・日本的施設があるの!!」
そんな場所に訪れてみるのも、ちょっとしたおみやげ話になるんじゃないでしょうか?
ハワイ・ホノルルに「日本人の心のふるさと」が存在していることを知っていますか?
「うーん 日本人の心のふるさと・・・
ハワイ出雲大社って言いたいんじゃないの?」
もう、そのネタは古いから!
そうですよねー
でも、違います。
確かに、さま~ずさんの番組で紹介されたり、他にもメディアで取材されたり、ハワイ出雲大社はそれなりに有名ですよね!
でも、今回は
この記事では
「伊勢神宮の分社なのにアメリカの英雄たちの神社!」
「ハワイ大神宮の役割」
「アクセス方法」について紹介します。
伊勢神宮といっても実際には伊勢の神宮ではないので布哇大神宮(ハワイ大神宮)です。
神宮の分社ですから主祭神は、もちろん伊勢神宮の内宮の神様「天照大御神」です。
正式には、Daijingu temple of Hawaii と表記します。
この布哇大神宮(ハワイ大神宮)は、実は誰もが知っている有名な英雄たちの神社でもあるんです。
アノ英雄たちの神社!
アノ英雄とは、誰だかわかりますか?
ヒントは「南の国の大王は~♪」
え!?
そうです。
ハワイといえば、カメハメハ大王!
そして、ハワイ州もアメリカ合衆国ですよね。
ということで初代大統領のジョージ・ワシントン!
さらに、第16代大統領のアブラハム・リンカーン
アメリカの英雄たちが、ご祭神として祀られているんです!
だから、布哇大神宮(ハワイ大神宮)へ行くと日本の神様だけでなく、アメリカの大英雄にも参拝できてしまうんです!
でも・・・
アメリカの英雄を祀っていても、伊勢神宮の分社なの?
そうですねー
確かに本当なのって感じです。
ハワイ大神宮は、立派な神明造の社殿ではありません。
歴史もそんなに古くはありません。
でも、布哇大神宮(ハワイ大神宮)は神宮司庁(伊勢神宮)の総務部の職員さんも認知している正式な伊勢信仰の神社。
それに伊勢神宮は日本人の心のふるさと、精神だと称されますよね?
そう考えると、アメリカ、ハワイの人々の心のよりどころである英雄たちが祀られていても不思議ではないのかも。
アメリカなら心のよりどころは、イエスキリストじゃないの?
そんな突っ込みがありそうですが、そこはスルーってことで(笑)
もうひとつ突っ込まれそうなこと「伊勢神宮が日本人の心のふるさとなのか?」
って疑問があるかも知れません。
正直、私も「心のふるさとかなー?」って思っていました。
でも、この布哇大神宮(ハワイ大神宮)の創建から現代に至るまでの歴史にふれて考え方が変わりました。
確かに「日本人の心のふるさと」なんだなって思いました。
その理由は、当時ハワイは遠く離れた異国。
そのハワイに開拓移民として日本から渡った日系一世の人たち。
「私たちは日本人」
「ふるさと、祖国は日本」
そんな開拓移民たちにとっての心の支え、依代としてハワイ大神宮が1903年(明治36年)に移民たちの手によって創建されました。
ハワイ大神宮の役割
- 「日本人の宗教的な信仰の継承」
- 「伊勢神宮を崇敬することによる日本人の確認」
- 「日本の伝統芸能や国技の継承」
そのため、相撲、歌舞伎芝居等の娯楽の興行も行われていました。
ハワイ大神宮の創建は日系人たちの心の支え、依代というだけではない。
日本人であることの証と誇りを継承していくという意義もあったのではないでしょうか。
創建の後、戦争という悲しい出来事が起きます。
戦争が始まると、接収され、神社は閉鎖。
当時の宮司は拘留。1943年(昭和18年)に一旦はご神体を日本に遷宮することになりました。
それでも、日系人の人たちは極秘裏に祭事をしてきたといいます。
戦時中、戦後と私たちの想像がつかない苦労の中でハワイ大神宮再建を果たした。
布哇大神宮(ハワイ大神宮)へのアクセス
ワイキキから車で約20分、チャイナタウンの直ぐ隣。
アラモアナセンターから55番・57番・57A番のTheBusで約20分。
最後に
この夏の人気の海外旅行先はハワイ、グアムらしいです。
家族でハワイやグアムに旅行の計画をしている人もいるのではないでしょうか。
はじめてならガイドブックに紹介されている有名なエリアでのショッピングやマリンスポーツを楽しむのも良いですよね!
でも、何度もハワイを訪れている人は若干マンネリ感があるかも知れません。
そんな人は、ハワイの旅行ガイドにも、ほとんど紹介されていない「布哇大神宮(ハワイ大神宮)」を訪れてみるのも面白いかも知れませんね!
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