伊勢神宮の車椅子レンタルと参拝ヘルパー予約方法

車椅子の貸出と参拝サポート

伊勢神宮では内宮、外宮の両宮で車椅子のレンタルを実施しています。

普段から車椅子を利用している人や外出の時だけ車椅子を利用する人、階段以外は自力で歩ける人。

それぞれに違うと思いますが、共通して伊勢神宮を車椅子で参拝する際に解決しなければならないことがあります。

内宮の正宮前にある階段です。

この階段を車椅子に座ったまま上まで運んでくれる参拝サポートを事前予約の上で利用することができます。

伊勢神宮(内宮・外宮)に車椅子で参拝される人に向けた参道専用の車いすのレンタル方法と「おもてなしヘルパー」による参拝サポート、車椅子の利用者向けの参拝方法についてご紹介しています。

スポンサーリンク

さて、さっそく・・の前に1つだけお伝えしておきます。

伊勢神宮で車椅子を貸し出せる台数には限りがあります。

そのため、どうしても希望通りに借りることができない、待たなければならない場合があることを理解しましょう。

では、本題に行きます。

参道専用の車椅子

伊勢神宮では玉砂利でも安定して移動、介助しやすいように屋外型の専用車いすを貸し出しています。

貸し出されるレンタル車椅子は大きく介助式で手動タイプ、電動タイプの2種類です。

普段から車椅子を利用している人の場合、乗り慣れた自分の車椅子の方が乗り心地が良いと思います。

しかし、伊勢神宮の内宮、外宮の両宮とも参道は玉砂利が敷かれているので一般的な自走式車椅子や電動車いすの場合でも単に進みにくいだけでなく前輪タイヤが思うように動作できず、安定しないため最悪なケースでは転倒事故につながる恐れもあります。

そのため、身体状況的に普段から利用している車椅子でなければ姿勢を保てない、移乗が難しいなど特別な理由がなければ、用意されている参道用の車椅子を利用しましょう。

レンタル車椅子の予約と貸出場所

車椅子レンタル

内宮
宇治橋の手前にある宇治橋衛視見張所。

外宮
火除橋の手前にある火除橋手前見張所。

車椅子の貸出し、返却は内宮、外宮ともに衛視見張所になります。

予約は受け付けていません。

当日、車椅子を借りたいと申し出れば簡単な手続きで利用できます。
手続きといっても名前と電話番号、利用開始時間を記入するだけです。

また、自宅から乗ってきたご自身の車いすや市内観光用にレンタルされた車椅子を預かっていただくことができます。

車いすの利用料金・レンタル費用

一般的な手動の車椅子、電動車いすどちらも無料で借りることができます。

余談ですが衛視見張所にはコインロッカーも用意されているので着替えなど余分な荷物があるときは預けることもできます。

次に最寄り駅で車椅子を借りる方法をご案内します。

伊勢市駅で車椅子を借りる

伊勢市駅の車椅子レンタル

Photo.by:伊勢神宮が大好き!

電車を利用して来られる場合、最寄り駅のJR/近鉄の伊勢市駅構内にある「伊勢市駅観光案内所」で車椅子を借りることもできます。

貸出時間
9時 ~ 15時30分
返却は17時まで。

電話番号
0596-65-6091

観光案内所で借りる場合には事前に予約をします。
なお、こちらの車椅子は伊勢市内観光で利用することができます。

ここで注意が必要です。
お伊勢参りは外宮から内宮へという参拝の慣わしがあり、伊勢市駅は外宮まで徒歩5~8分の場所にあります。

道路も舗装されていますので境内の参道までは無理なく自走できると思います。

しかし、外宮と内宮は距離的に離れているため、バスまたはタクシーで移動することになります。

内宮B駐車場内の案内所で借りる

ご家族やご自身の運転で来られた人は、車イス専用、障害者専用駐車スペースを完備のB2駐車場内にある宇治浦田観光案内所で車椅子を借りることもできます。

貸出時間
9時 ~ 15時30分
返却は17時まで。

電話番号
0596-23-3033

借りる場合には事前に予約をします。

内宮の宇治橋まで舗装された道を通りますので負担は少ないと思います。

途中には参拝者に人気のおはらい町やおかげ横丁などもあり、散策をしながら内宮に向かうことができます。

ですが、できれば荷物にもなるので先に参拝を済ませて帰りにお土産などを購入してくださいね。

こちらも伊勢市の車椅子レンタルサービスなので伊勢神宮の参拝以外でも観光で利用ができます。

次に車椅子、杖や松葉杖、その他お体が不自由で参拝のサポートが必要な場合に利用できる「参拝サポート」についてご紹介します。

車椅子の参拝サポート

内宮(正宮)前の階段

Photo.by:伊勢神宮が大好き!

これまで伊勢神宮を車椅子で参拝するには内宮の正宮前にある階段を持ち上げて運べる家族やヘルパーさんなどが手配できない場合、階段の下で参拝する。

または年に数回実施されている無料ボランティアによる介助、サポートを受けられるときに行く以外に階段上の正宮を目視してお参りすることができませんでした。

しかし、昨年から事前に申込むことで車椅子の貸出と介助、参拝を手伝ってくださるヘルパーを依頼することができるようになりました。

おもてなしヘルパー

車椅子や杖を使っていて歩行に不安がある人は事前に申し込むことで「お伊勢参りのお手伝い」をしていただけます。

利用する車椅子は次世代型の電動車いすで近未来的なデザインが特徴のWHILLです。

7cm程度の段差であればスムーズに乗り越えることができ伊勢神宮の参道のように玉砂利などオフロード的な屋外での移動に適した電動車いすです。

自分の車椅子でなければ姿勢が保てない、移乗が難しい場合には相談に乗っていただくことも可能です。

サポート・ヘルパー料金と予約先

自力歩行で階段を上がる場合

  • 見守り:ヘルパー1名/4000円

車椅子で階段を上る場合

  • 同行者2名以上あり:ヘルパー2名/6000円
  • 同行者1名:ヘルパー3名/8000円
  • 同行者なし:ヘルパー4名/10000円


所要時間

1時間半~2時間
参道の片道は約800mです。

スタート時間
9時~14時 
※早朝や夕方に利用したい場合、要相談になります。

予約・申し込み
おもてなしヘルパーは利用を希望する日の1週間以上前にの予約、申し込みをします。

お問い合わせ・申込先
伊勢おもてなしヘルパー推進会議
事務局:NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
Web http://www.ise-omotenashi.jp
電話番号:0599-21-0550

年数回の無料ボランティアとことなり、スケジュールや時間帯などの対応を相談可能なおもてなしヘルパーさんの参拝サポートは有料になります。

例えば、自分で杖などを利用して階段を上って参拝したいけど不安があるなら介助ではなく見守りを基本にして必要に応じて介助をしてもらうことができます。

自力で階段を上がれない場合には基本4人1組で介助。

階段の下で電動車いすから手動の介助式車椅子へ移乗、乗り換えて、安全に正宮まで運ぶため四方を支えながら階段の足元が広い下から18段は段差を乗り越える要領で運びます。

19段目から7段は足元が狭くなるので4人で持ち上げます。

冒頭でも書いていますが、借りられる車椅子の台数には限りもあれば、ヘルパーさんの手配などもあって希望通りにならないこともあります。

特に初詣の参拝者で賑わう・お正月やゴールデンウィーク、お盆の時期など調整しても対応できない場合があることを事前に理解しておきましょう。

ご家族やお友達と上る場合

ヘルパーを頼まず、ご家族やご友人の介助で参拝をされる場合には事故の内容に注意が必要です。

車椅子での参拝について

伊勢神宮の参拝には昔からの慣わしとして「外宮先祭」にならい外宮から内宮の順に回ることが良いとされています。

外宮では正宮「豊受大神宮」
内宮では正宮「皇大神宮」と別宮「荒祭宮」

せっかくお伊勢参りをするなら、この3つは是非参拝したいです。

一般的な伊勢神宮の参拝方法については以前よりご紹介していましたが、車椅子での参拝の仕方について簡単にご紹介しますね。

車椅子での参拝方法

車椅子の場合でも、鳥居の前では一旦停まって座ったままで構いませんのでお辞儀をします。
※頸椎や脊椎損傷などお辞儀ができない人は無理は不要、車椅子を停めて気持ちの上でお辞儀をしましょう。

付き添い、介助の方もご一緒に。

参道の真ん中は避けて内宮は右側、外宮は左側を進んで行きましょう。

次に手と口を清めましょう。

手水舎の取り方

伊勢神宮の参拝(内宮の手水舎)

Photo.by:伊勢神宮が大好き!

車椅子の場合、手水の取り方が一般的な方法では困難な場合があります。

最初のアプローチの時点で水溜に向かって体を正面に向けてしまうと口を清めたあとの動作が辛いと思います。

お身体のコンディションもあると思いますが、やや斜めに停めるか横付けした方が楽だと思います。

では、本題。

①右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、手水舎の水を汲んで左手にかける。

②柄杓を左手に持ち替えて、右手にかける。

③次に右手に持ちかえて、左の手のひらで水を貯めて口をすすぎます。

④口をすすぎ終えたら、再度、水を左手に流し清めます。
※この時、柄杓に少し水を残しておきましょう。

⑤柄杓を右手に持ち左手を添え縦に立て、残った水で柄を流してから伏せて置きます。

手がご不自由な方をサポートされる介助者さんは、その程度によって補助または柄杓をお持ちいただいて左手、右手、口をすすぐの順で介助いただければと思います。

内宮の場合
慣わしに則すなら五十鈴川御手洗場で身(手)を清めますが車椅子ではアプローチが困難ですから無理せずに手水舎でのお清めだけで構いません。

瀧原宮
次に内宮では瀧原宮に参拝したいところですが、介助の方の都合もありますのでご相談されると良いと思います。

正宮
内宮・外宮それぞれに正宮があり、内宮では天照大御神、外宮では豊受大御神をお祀りしています。

荒祭宮・多賀宮
内宮、外宮とも正宮を参拝した後は個人的な願い事をしても良いとされる別宮を参拝したい。

内宮の第一別宮「荒祭宮」
外宮の第一別宮「多賀宮」

しかし、外宮の多賀宮は階段を上るため社殿を拝してのお参りはできません。

内宮の荒祭宮も階段がありますが社殿を拝してお目入りが可能です。

一般的な伊勢神宮(内宮・外宮)での参拝について知りたい人は「伊勢神宮の参拝方法と正しい参拝の慣わし」をチェックしてください。

車椅子でのご祈祷

神楽殿でのご祈祷を希望の場合、申し込みの際に「車イス」を利用している同行者がいることを伝えれば、椅子を用意していただけます。

神楽殿の内部は車椅子の利用ができませんので介助が必要です。

車椅子て気になるトイレですが内宮、外宮のいづれにも3か所×1基の対応トイレが完備されています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする