祈年祭の意味と伊勢神宮での日程と内容

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祈年祭 伊勢神宮のいろいろ
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祈年祭

古くから暦の上では立春を春のはじまりとしています。

それは新たな1年のはじまり。

春になると伊勢神宮や明治神宮、熱田神宮、出雲大社など全国の主だった神社でさまざまな神事がおこなわれます。

そのなかでも新嘗祭や神嘗祭とおなじく大切なものとされている「祈年祭(きねんさい)」があります。

今回は伊勢神宮の「祈年祭」の日程や意味、目的などについて紹介します。

さっそく、祈年祭の日程をチェックしましょう!

祈年祭の日程

祈年祭

2月17日

外宮(豊受大神宮
大御饌:4時
奉 幣:7時

内宮(皇大神宮)
大御饌:11時
奉 幣:14時

大御饌(おおみけ)と奉幣(ほうへい)って聞きなれない言葉ですよね。

知らない人も多いと思うので最後に簡単に説明しておきます。

では話を本題に戻します。

この祈年祭は伊勢神宮の恒例祭(こうれいさい)に位置づけられ毎年決まった日程でおこなう神事とされています。

春は私たちの生活の中でも入学や入社など新たなスタートの季節ですね。

全国の農家さんではその年に収穫する新たな稲などさまざまな種を蒔きます。

それは新たな命を育む1年のはじまりということ。

現在では2月17日ですが、旧暦では2月4日の立春におこなわれていました。

祈年祭は農家さんにとってみたら精魂こめて育てる子どもたちの入学式かな。

次は祈年祭の目的や意味についてチェックしましょう。

祈年祭の意味と目的

祈年祭は別名「としごいのまつり」に意味と目的が集約されています。

祈と年を一文字づつみると「祈(いのり)「年(ねん)」ですよね。

さらっと読んでしまうと「祈る年の祭り」

祈る年の祭り?
なんだそれ意味不明!

ですよね。

ここでは「年」がポイントになります。

祈年祭の「年」は日本人にとって大切な主食である食べもの「稲(いね)」の意味を持ちます。

つまり、どういうことなのか。

祈年祭は立春に日(春のはじまり)に命の糧たる稲の成長を願い祈る祭りです。

また、稲(米)の一粒一粒に神が宿るとされているため稲だけでなく五穀や農作物すべての豊穣を願い祈る目的があります。

この日は天皇陛下も祈年祭の主旨に基づいて神々に祈りをささげるらしい。

しかし、実際に宮中での祭祀を見たことがないためその様子を具体的に書くことはできません。

また話が少しずれてしまいました。
元に戻します。

稲などの作物は春に種を蒔き、秋に収穫を迎える。

そのため祈年祭は春の小祭、秋の新嘗祭は収穫に感謝する大祭とあらわすこともあるらしい。

五穀豊穣には太陽の恵みが必要不可欠。

神宮の内宮(皇大神宮)は太陽神とされる天照大御神を祀っていることもあり、古い書物でも祈年祭は伊勢神宮の祭事と記すものもあって昔から関わりが深いとされます。

伊勢神宮の祈年祭については以上です。

ここからは余談。

祈年祭について調べていると「祈穀祭」という表現の仕方をするものを見つけることがあるかもしれません。

これは「出雲大社の祈年祭」のことです。

日程は伊勢神宮などと同じく2月17日におこなわれます。

しかし、祈年祭ではなく「祈穀祭」としています。

大筋の意味合いに変わりはなく、出雲大社においても重要な神事のひとつです。

さらに新嘗祭(にいなめさい)も出雲大社では「しんじょうさい」という読み方をします。

過去の新嘗祭の意味と伊勢神宮での日程と内容で、もう少し詳しく書いているので気になる人はチェックしてみてください。
伊勢神宮の新嘗祭

伊勢神宮とあわせて伊勢志摩を旅してみようと思っている人向けの伊勢志摩の見どころ記事もリンクしておきます。
伊勢志摩の観光スポット

最後に祈年祭でおこなわれる「大御饌と奉幣」については新嘗祭や神嘗祭の記事でも紹介しているのでこちらでは簡単に書いておきます。

大御饌と奉幣
大御饌の読み方は「おおみけ」
神さまの食事を意味します。

奉幣は「ほうへい」といいます。
これは神さまに天皇陛下から贈られたお供え物をささげるものです。

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伊勢神宮 参拝方法
伊勢神宮 お守り

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