出雲大社で結婚式にかかる費用と神楽殿の婚儀の流れ

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出雲大社結婚式(費用) 出雲大社
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出雲大社 結婚式

出雲大社の結婚式「寿婚儀」は、福の神・縁結びの神さま大国主大神の神前において「天之御柱めぐり」という日本最古の結婚の儀式をおこなわれる。

そんな島根の出雲大社で結婚式を挙げたいと考える人が増えています。

出雲の国で八百万の神々から見守られながら親族、友人たちの祝福のなかでの格調高い伝統的の結婚式を2人の素敵な思い出にしたいと真剣に考えている人が読んでくださっていると思います。

だからこそ、調べてみると色々な情報が散乱していて分からなくなってしまう人もいるかも知れません。

今回は、私自身が出雲大社で結婚式を挙げようと考えて行動した時の経験を基に費用(挙式・衣装・メイク着付け、記念写真、料理)や当日の式次第、選べる式場、申込みからの流れ、失敗談したことなどについてご紹介します。

< 本題のまえに、これを理解しておかないと混乱してしまう点からチェックします。

それ本当に出雲大社の結婚式?

  • 出雲大社の結婚式
  • 出雲大社北島国造館の結婚式

出雲大社での結婚式を検討するとき、最初のステップは今まさに読まれているようにネットでどんな感じなのか調べると思います。

ここで注意したいことあります。

地元なら読み手も書き手も勘違いしないと思いますが、大しめ縄で有名な神楽殿のある「出雲大社(千家)」と「出雲大社北島国造館(北島家)」でおこなう結婚式の費用や挙式内容を混同して紹介している場合が多いことです。

どちらも出雲大社の神さまを祀る神前で結婚式をしますが、まったく別ですから気をつけてくださいね!

ここでは、広く一般的に知られている60年に一度の遷宮をした出雲大社での結婚式について紹介しています。

さっそく、披露宴などを含めない最低限必要になる費用の結論からチェックしましょう。

結婚式の費用

出雲大社結婚式(費用)

挙式初穂料:50.000円

出雲大社で結婚式をする場合、誰でも必ず納める費用です。

しかし、現実的には衣装やメイク・着付けをしてドレスや白無垢、色打掛など華やかな衣装を着て神前結婚式をします。

それに出雲大社で幸せを誓った記念撮影もしたいですよね!

では、リアルなところではどのくらいの予算が必要になるでしょう。

目安として両家20名出席の費用
450.000~500.000円
(内訳:挙式初穂料、衣裳(打掛)、メイク着付、記念写真、料理)
※最大48名まで参列可能。

あくまでも参考程度にしてくださいね。

次に具体的に衣装・メイク着付け、記念写真、料理の順に費用をチェックします。

新郎新婦の衣裳

出雲大社の結婚式は和装のイメージだと思いますが、ウエディングドレスもOK!基本的は専属の出雲大社結婚式奉仕会の指定店を利用します。

  • 打掛一式:70.000円
  • 振袖:20.000円
  • 留袖:1.0000円
  • ドレス:50.000円
  • 黒紋付:50.000円
  • タキシード:50.000円

それぞれに数種の柄など新婦の衣裳にはバリエーションがあるので選ぶことになります。

そのため、打掛は白無垢、色打掛など衣裳によって料金は変わります。
ここではコストを抑えた最低限必要な料金で表記しています。

新郎の衣裳代は変わりません。

他に、ご両親が参列するのにあたってモーニングや留袖を借りたいということもありますよね。

その際も対応は可能でモーニング、留袖いづれも10.000円です。

次にメイクと着付です。

メイクと着付料金

婚礼衣裳

Photo.by:photo-ac

  • 打掛:60.000円
  • ドレス:20.000円
  • 振袖:10.000円
  • 留袖:4.000円
  • 紋付:9.000円
  • かつら:30.000~50.000円
  • かんざし:10.000円

着付けの費用は定額ですが、かんざしは装飾の豪華さなど選ぶものによって金額が異なります。

指定着付店の場合には出雲大社の着付室を利用できますが、外部の場合には当日の着付室利用はできません。

衣裳、着付のどちらも和・洋ともに日ごろから出雲大社でおこなわれる結婚式でお世話をされているプロのみなさんなので柔軟に的確に対応してくれます。

はじめて話をした時の印象はちょっとぶっきらぼう?
でも、話をうかがうにつれ親切さを感じられて好印象に変わりました。

次はプロカメラマンによる撮影についてです。

結婚式の撮影費用

16.000円
(寿サイズ台紙付 六ツ判)

20.000円
(寿サイズ台紙付 四ツ判)

撮影した写真は1種類2枚セットで台紙付のものになります。

出席できなかった親族などにプロのカメラマンさんが撮影した写真を送りたい場合には同じ仕様で5.000円(六ツ判)7.000円(四ツ判)を支払えば焼き増しができます。

せっかくならビデオ撮影も頼みたいという場合にも受付けています。

これは演出や編集など人それぞれこだわりなどがあるので実際の費用は打ち合わせの中で希望を伝えて見積もっていただいてください。

ちなみに披露宴や会食の撮影は問題ありませんが、神前で挙式をしている最中に出席された人が式の様子を撮影することは禁止されています。

次に披露宴と会食も出雲大社で行う場合の料理についてです。

披露宴と会食の料金

8.000~12.000円

和食、洋食それぞれ10~14品で松竹梅から選ぶことができます。
もっと安く済ませたいという場合には、リーズナブルなものもあります。

披露宴は出雲大社結婚式奉仕会で紹介していただく近隣4つの旅館から選ぶと良いです。

その場合の料理の代金は予算に応じて相談にものってくれます。
いづれの披露宴会場も出雲大社から10分程度の場所になります。

出雲大社で結婚式を挙げる際に必要になる費用面の話は以上です。

このほかに、引き出物や遠方の場合に衣装合わせ時の交通費、当日の交通費や披露宴会場までの車代、宿泊代などが必要です。

重要なところで招待したい大切な人いる場合、その人の宿泊代も考えておきましょう。

ここまでの段階で想定している結婚式の予算を大きくオーバーしているなら他を考えた方が良いかもしれません。

次に実際に挙式をする会場についてです。

神楽殿と会館結婚式場

神楽殿と会館式場

  • 出雲大社 神楽殿
  • おくにかえり会館結婚式場

出雲大社では神楽殿と会館式場のどちらかを選ぶことができます。

せっかく出雲大社で結婚式をするなら神楽殿を選びたいですよね!

それに和装の花嫁衣裳は木造の和風建築の建物の方が映えます。

神楽殿も会館結婚式場も神前式で建物も隣り合わせ斜向かいですからロケーションが驚くほどに違うわけではないですけど、建物内も雰囲気は三角屋根の神楽殿かな。

異なる点は挙式の開始時間。

神楽殿の場合
9時・10時半・12時
13時半・15時・16時半

会館結婚式場の場合
9時40分・11時20分・12時40分
14時20分・15時40分

ほかに注意するのは神楽殿での挙式の場合、花嫁衣裳にかぎられること。

それでも神楽殿での挙式は出雲の神々だけでなくて参拝に訪れている人たちからも祝福してもらえるから少し恥ずかしいかもしれないけど幸福感は高まるかも。

ということで、個人的におすすめするのは神楽殿での結婚式ですね。

ここからは当日の式次第、結婚式の予約から当日までの流れ、挙式から披露宴までの流れになります。

結婚式次第

  • 修祓
  • 斉主祝詞奏上
  • 斉主からの神誠の宣諭
  • 新郎新婦の誓詞と玉串拝礼
  • 誓盃の儀(夫婦結びの盃)
  • 親族固めの盃の儀
  • 媒酌人の玉串拝礼
  • 斉主の拝礼
  • 斉主挨拶

出雲大社では参列者が式場に着席のあと、修祓というお祓いをします。

次に斉主(神職)が祝詞を読み上げてから神誠の宣諭。

誓詞を読みあげたてから玉串拝礼。

これは永遠の愛と幸福を誓うため、そして新郎は向かって左から新婦は右から天之御柱を2人で8の字を描くように交差して玉串を神前の台の上に納めたら二拝四拍手一礼をして戻ります。

次の誓盃の儀は三々九度のこと、親族固めの盃は親族そろって乾杯します。

あとは媒酌人が玉串拝礼をしたら最後に斉主が拝礼、挨拶をして参列者は退席。

挙式の所要時間30分です。

挙式の予約

出雲大社の結婚申込書


挙式の予約は希望する日の1年前から受付けています。

流れとしては2人で希望日を決めてから電話で仮予約を入れます。

次に納得したら本予約となり、結婚申込書と挙式料の50.000円を結婚式の1ヶ月前までに出雲大社に納めます。

予約の前にできれば実際に現地へ行き施設を拝見したり話を聞くことをおすすめします。

しかし、遠方の場合には難しいと思いますので無理にとは言いません。

当日までの流れ

15日前を目安
衣裳、かつら、出席者の人数や写真、料理や引き出物など詳細を打ち合わせます。

10日前を目安
披露宴席次表の提出があり、移動時の車の手配なども済ませます。

前日までに整髪も済ませ、当日を迎えます。

結婚式当日の流れ

  • 挙式30分前 到着
  • 挙式
  • 写真撮影
  • 披露宴の当日打ち合わせ
  • 披露宴

基本的に式場には10分ほどのところにある指定着付店で衣装、メイク着付を済ませた状態でメイク着付を済ませて到着しておきます。

それが難しい人は衣裳着付の指定店を選んでいれば、式場の着付室を予約のうえで当日利用することができます。

挙式の時間は30分です。
写真撮影は挙式終了の30分後からはじまり、所要時間も30分程度。

披露宴をされる場合には車で移動、司会者との打ち合わせをします。

そのあと2時間半の披露宴を楽しんでお開き。

遠方の人は出雲に宿泊という流れになると思います。

私が失敗したところは遠方である以上大切な人を招待する交通費と宿泊代が必要になることを考えずに現地まで行き詳しく話を聞き必要になる書類もいただいたこと。

そして帰宅して数週間後に招待したい人を考えはじめてお互いにやっと気付いたのです。

1人や2人なら予算オーバーしても式を挙げようと思えたのですが、両家それぞれ考えると負担が大きすぎる。

今後のことを考えた場合に呼ばないのは支障があるし断念するということになりました。

私のような失敗をしないためにも遠方での結婚式を考える時は絶対に招待しなければならない人の人数を把握して挙式費用、招待にかかる費用とあわせて検討してくださいね。

アクセス


住所:島根県出雲市大社町杵築東195

思い出に残る 素敵な結婚式を挙げられることをお祈りしています。

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