伊勢神宮とおかげ横丁のお正月
新しい年を迎える準備が着々とつづく新春1月の神宮。
内宮、外宮の両宮では新年を寿ぎ(ことほぎ)開運を願う神事がおこなわれ、内宮の門前(宮)町、おかげ横丁では家族や友達同士でも楽しめそうな縁起の良い「和」を感じるさまざまな新春イベントが催されます。
今回は平成最後の年、2019年1月の神宮とおかげ横丁の街歩きを紹介します。
せっかく行くならご利益感の増す神事の日に行ってみたいと思いませんか?
さっそく、2019年1月の神宮の神事日程から紹介します。
1月の伊勢神宮の開運神事
歳旦祭 (さいたんさい)
元旦、新しい年のはじまりを天照大御神とともにお祝いします。
太陽神、天照の光によって道を照らし、開運、幸運をいただけるのでしょうね。
元始祭 (げんしさい)
天津日嗣(あまつひつぎ)をお祝いします。
天津日嗣=皇位の継承。
もう少し知りたい人は
を読んでみてください。
次は神宮の成人を祝う行事です。
成人式の神楽
外宮神楽殿:8時半~
内宮神楽殿:10時~
神宮の成人式というのはおかしいですね。
神宮で成人を祝う神楽というほうが正確ですね。
いまは成人の日は決まった日ではないため、2019年の場合には1月14日に神宮の内宮さん、外宮さんで奉納されます。
成人式の晴れ着は早めに予約、購入した方が良いですよ。
人気の柄や安いものから売り切れ、予約がいっぱいでレンタルできないなんてことも少なくありませんので。
次はおかげ横丁。
おかげ横丁の新春イベント
といっても、いつ、どんな行事があるのか分からないと予定が立ちませんよね。
では日程をチェックしていきましょう!
・鏡開き ぜんざいの振る舞い
鏡開きは正月の間、歳神様にお供えしていた鏡餅を下げて1年の健康と幸せを祈っておこなわれます。
限定300食が振舞われます。
・恵利原の早餅つき
志摩市の恵利原地区で江戸後期ごろから伝わるものです。
杵(きね)を2人の持ち手が舞いながら交代で餅をついていきます。
早餅つきは他の地方でもおこなわれていますが、舞いながら餅つきをするのは見かけませんよね。
・東大淀 子ども御頭舞い
およそ400年ほど前から佐登奈加神社を中心につづいている獅子舞。
一時期には後継者難からその幕を引きましたが、2010年から子どもたちによる獅子舞として復活しました。
・浜田大山車の舞獅子
三重県四日市の諏訪神社でおこなわれる「四日市祭」や氏子宅を訪れ商売繁盛、その家の安穏(あんのん)を願って舞われる伝統芸能のひとつ。
・伊勢大神楽
新春に神社の境内などで奉納される「獅子舞」の原始とされる縁起の良い伝統芸能。
長い歴史を持ち国の重要無形民俗文化財にもなっている。
この伊勢大神楽は神宮へ神楽を奉納したい、参りたいけどかなわない。
そんな人のために諸国を回っていました。
そのため神宮への神楽奉納に代わるとの意味から代神楽ともいわれます。
・村松 子ども御頭舞い
平安末期からつづく御頭神事(獅子舞)、松村の子どもたちによる獅子舞が披露されます。
・伊勢萬歳
この地方で戦前までおこなわれていた正月の風物詩。
いまでは見かけることがありませんが、正月に家々を訪れて歌と舞で繁栄、開運を祈るものです。
いずれも会場は「おかげ横丁の太鼓櫓(たいこやぐら)」周辺です。
伊勢神宮の駐車場から内宮さんの正宮、荒祭宮、風日祈宮に子安神社まで散策。
それにおかげ横丁やおはらい町を歩くだけでも十分な散歩の距離になります。
なかには物足りない!
もっと街を散策したいと思う人もいるかも知れません。
そんな人は内宮から歩くには少し大変ですが、伊勢市駅まで戻って河崎町に行ってみてはいかがでしょうか。
少し前に話題になったサトナカのクッキーを売っている「モナリザカフェ」や商人の蔵などの面影を探してみるのもいいと思います。
1月の参拝に便利な初詣割引きっぷ
伊勢神宮初詣参拝きっぷの料金と利用期間
電車でのアクセス方法
神宮(内宮)に電車でアクセス
神宮(外宮) に電車でアクセス
その他のアクセス方法
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神宮(内宮・外宮)の参拝方法
伊勢神宮 参拝方法
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