伊勢神宮のイベントってどんなの?

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伊勢神宮のイベント 伊勢神宮のいろいろ

せっかく、伊勢神宮に参拝するならイベントの開催されている期間に行ってみたいですよね!

でも、伊勢神宮のイベントっていったい何があるんでしょう?

屋台とか縁日みたいなのはあるんでしょうか?

調べてみると、基本は神事。

だから独特な難しい漢字がいっぱいで意味が、、、

といことで、代表的な神事の期間と簡単なイベンの内容などご紹介します。

実際に調べてみたら、なるほど!

やっぱり天皇の祖神、国民の総氏神だけあって、イベントというよりも神事が多々ありました。

最初に日程さえ分かれば良い人向けの箇条書き。
次に代表的な神事の期間と内容について書いています。

イベントの日程

  • 1月1日 歳旦祭
  • 1月3日 元始祭
  • 1月7日 昭和天皇祭遙拝
  • 1月11日 一月十一日御饌
  • 2月11日 建国記念祭
  • 2月17~23日 祈年祭
  • 2月23日 天長祭
  • 3月春分の日 春季皇霊祭遙拝
  • 4月上旬 神田下種祭
  • 4月3日 神武天皇祭遙拝
  • 5月1日 神御衣奉織始祭
  • 5月13日 神御衣奉織鎮謝祭
  • 5月14日 風日祈祭
  • 5月14日 神御衣祭
  • 6月1日 御酒殿祭
  • 6月15日 興玉神祭
  • 6月15日 御卜
  • 6月15~25日 月次祭
  • 6月30日 大祓
  • 8月4日 風日祈祭
  • 9月上旬 抜穂祭
  • 9月秋分の日 秋季皇霊祭遙拝
  • 10月1日 御酒殿祭
  • 10月1日 神御衣奉織始祭
  • 10月5日 御塩殿祭
  • 10月13日 神御衣奉織鎮謝祭
  • 10月14日 神御衣祭
  • 10月15日 興玉神祭
  • 10月15日 御卜
  • 10月15~25日 神嘗祭
  • 10月23~29日 新嘗祭
  • 12月1日 御酒殿祭
  • 12月15日 興玉神祭
  • 12月15日 御卜
  • 12月15~25日 月次祭
  • 12月31日 大祓

代表的なイベント神事の期間と内容

伊勢神宮では残念ながら縁日のように露店がならぶお祭りではありません。
伊勢神宮のイベント

1月1日
・歳旦祭 (さいたんさい)

新年のはじまりを祝う神事です。

天皇陛下も皇居内の宮中三殿といわれる3つの場所「賢所」「皇霊殿」「神殿」から歳旦祭に参加されています。

この歳旦祭の前には、天皇陛下によって四方拝というものが行われます。

四方拝では、伊勢神宮の内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)の両宮に向かっての遥拝礼と、四方の諸神に拝します。

その後、午前5時30分ごろから祝詞が奏上され、天皇陛下、皇太子の順に拝礼されます。

1月3日
・元始祭 (げんしさい)

神宮の公式では「天津日嗣(あまつひつぎ)<皇統>の元始(はじめ)をお祝い」と説明されています。

ちょっと!天津日嗣(あまつひつぎ)が分かんないのに説明になってないじゃん!

要約すると、天津日嗣=皇位の継承。

端折りすぎかな?

内宮の天照大御神は太陽(日)の神様ですよね!
天皇はその子孫なので、日を継ぐ(嗣)皇子ということになります。

つまりは、天津(天界)の日(天照)を嗣(継ぐ)その元始(はじまり)をお祝しますってことだそうです。

1月7日
・昭和天皇祭遙拝(しょうわてんのうさいようはい)

今上天皇(現在の天皇)父、昭和天皇の崩御(お亡くなりになること)の日。
一般でいうところの法事を天皇は宮中、伊勢神宮は遙拝式として毎年なさるそうなんです。
1月11日
・一月十一日御饌(いちがつじゅういちにちみけ)

内宮に神宮の別宮、摂社、末社の神々が集い、食事やお酒を楽しむ、神々の新年会。
五丈殿では舞楽(ぶがく)が奉奏され、拝観も可能です。
2月11日
・建国記念祭

建国と発展をお祈りする。
2月17~23日
・祈年祭 (きねんさい)

一年の五穀豊穣を祈願するもので「大御饌の儀」「奉幣の儀」の2つのお祭りが行われます。
2月23日
・天長祭(てんちょうさい)

今上天皇の御誕生を祝う神事。
平成から令和の御代になり、2月23日となりました。
3月春分の日
・御園祭 (みそのさい)

神嘗祭のひとつの神事で、野菜・果物などの豊作と農業の発展を祈る神事。

・春季皇霊祭遙拝(しゅんきこうれいさいようはい)
一般的にはお彼岸?
天皇が宮中でご先祖の天皇や皇后をはじめ皇族方を偲ばれる祭祀にあわせて、神宮でも遥拝式として実施されます。

4月3日
・神武天皇祭遙拝(じんむてんのうさいようはい)

神武天皇の崩御(お亡くなりになること)の日。
皇居内の皇霊殿にて、天皇が神武天皇を偲ばれる祭祀にあわせて、神宮でも遥拝式として実施されます。

何故、神武天皇は皇霊祭とは別に神事を行うのか。

神武天皇以前は神様界に属する天皇でしたが、はじめて人間界の天皇となられた方のため。

5月14日
・風日祈祭(かざひのみさい)

風雨の災害なく、農作物が育つように五穀豊穣を祈る神事。
6月1日
・御酒殿祭(みさかどのさい)

神様にささげるお酒が美味しく無事に醸造(じょうぞう)されるよう祈る神事。
内宮の御酒殿で実施されます。

酒類に関わる仕事をされている方は、感謝の参拝に良さそうですね!

6月15日
・興玉神祭(おきたまのかみさい)

内宮の正宮(正殿)を囲う、御垣内の西北に祀られている「興玉神(興玉神石畳)」という地主(じぬし)の神のための祭祀。
6月15~25日
・月次祭 (つきなみさい)

伊勢神宮の公式では「由貴の大御饌(ゆきのおおみけ)」を行うと説明されています。

いやいや、由貴の大御饌(ゆきのおおみけ)って何?

要約すると、神々に稲の初穂をお供えする神事。

伊勢神宮では、その年にはじめて収穫した稲の初穂を干したものを保管しておきます。

その初穂を神嘗祭と6月・12月の月次祭 で神々にお供えします。

これを「由貴の大御饌(ゆきのおおみけ)」といいます。
午後10時と翌午前2時の2回実施されるものだそうです。

その他、お昼から奉幣(ほうへい)の儀。
内宮、6月16~17日
外宮、6月15~16日
外宮、内宮、別宮と続きます。

6月30日
・大祓(おおはらい)

近隣の神社でも行われている祭祀で知っている人も多いと思います。
半年間の罪穢れを祓い、清める儀式。
9月上旬
・抜穂祭(ぬいぼさい)

6月の月次祭でもふれました。
神様の田んぼ(神田)で収穫した稲穂を抜く作業を行い、内宮の御稲御倉(みしねのみくら)に保管するための神事。
9月秋分の日
・秋季皇霊祭遙拝

3月の春季皇霊祭と同様です。
10月1日
・御酒殿祭

これも、6月と同じです。

・神御衣奉織始祭(かんみそさい)
私たちにとっての衣替えの準備かな。
内宮の天照と、荒祭宮の荒御魂の神様が着る服を縫い始めるために行われる神事。

5月と10月に、縫い始める、仕上がる、献上するという一連の祭祀が数日あります。

三重県松阪市の神服織機殿神社(かんはとりはたどの)、神麻続機殿神社(かんおみはたどの)で行われます。

10月5日
・御塩殿祭(みしおどのさい)

神宮の祭祀でお供えする塩が美味しく無事に仕上がるよう祈る神事。
あわせて、塩業に関わる人たちの守護と発展を、二見町の御塩殿神社で行います。
10月15日
・興玉神祭

こちらは、6月と同じです。
10月15~25日
・神嘗祭(かんなめさい)

ニュースなどでも報道されるため、耳にしたことがあると思います。
伊勢神宮の祭祀のうち、もっとも由緒深いものです。

その年に収穫した新穀を天照大御神にお供えして、その恵みに感謝し、皇室の弥栄を祈る神事。

神嘗祭の日程・スケジュール
由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)
外宮 15日 22時
内宮 16日 22時

由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)
外宮 16日 午前2時
内宮 17日 午前2時

奉幣(ほうへい)
外宮 16日正午
内宮 17日正午

御神楽(みかぐら)
外宮 16日 18時
内宮 17日 18時

11月23~29日
・新嘗祭(にいなめさい)

宮中において、天皇自ら新穀を神々にお供えし、その恵みを得られたことへの感謝をささげます。

さらに、天皇ご自身も、お召しあがりになられる宮中でも大きなイベントです。

神宮へは天皇から勅使を派遣され、奉幣の儀が行われます。

それに先だって内宮・外宮では大御饌の儀を行います。

12月1日
・御酒殿祭

6月と同じです。
12月15日
・興玉神祭

こちらも6月と同じです。
12月15~25日
・月次祭

6月の月次祭と同様です。
12月31日
・大祓

6月の大祓と同様ですが、違う点は内宮表参道にて大篝火が炊かれること。
伊勢の古い慣わし、風習では神宮への初詣は大祓と対のようなもので大晦日の大祓いから始まるともいわれます。

その他にも、毎日行われている神事もあります。
日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうのおおみけさい)です。

外宮の御饌殿(みけでん)にて、両正宮や別宮などの神々に朝食と夕食を奉る神事が行われます。

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