神嘗祭の意味と伊勢神宮での日程と内容

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神嘗祭2016 伊勢神宮のいろいろ

実りの秋十月。伊勢神宮では最も重要な神事とされている神嘗祭(かんなめさい)がおこなわれます。

神嘗祭にさきだって宮中では天皇陛下が宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)で神々に新穀(しんこく)をささげます。

そもそも神嘗祭は何をするのでしょう。

今回は伊勢神宮での神嘗祭の日程や期間と何の目的で、どのようなことをするのか紹介します。

さっそく神嘗祭についてチェックしましょう。

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神嘗祭

神嘗祭(かんなめさい)の意味と目的

簡単に一言で説明するなら神々に五穀豊穣(ごこくほうじょう)、収穫(しゅうかく)を感謝する神事です。

神宮では内宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)、外宮の豊受御大神(とようけのおおみかみ)に新穀を奉納してその年の五穀豊穣、豊作の感謝をささげます。

宮中や伊勢神宮以外でも全国の主要な神社、出雲大社や京都の上賀茂神社、下鴨神社、明治神宮などでも神嘗祭はおこなわれています。

つまり、神嘗祭とは宮中や神宮だけの神事ではなく八百万(やおよろず)の神々に感謝をささげるものです。

もしも、全国の有名なお祭りが一堂に集まる神嘗奉祝祭と勘違いされた人は「神嘗奉祝祭は伊勢神宮に人気のお祭りが集合する!」をチェックしてください。

では、次に伊勢神宮の神嘗祭とその日程、内容についてチェックしましょう。

伊勢神宮の神嘗祭

神嘗祭2016
神宮では内宮、外宮の両宮で恒例祭として毎年およそ10日間おこなわれます。

この神嘗祭を神宮では神嘗正月ともいい御装束をはじめ神宝などを新しくします。

また記憶に新しい式年遷宮(しきねんせんぐう)は神嘗祭の一環とされています。

その式年遷宮を終えてはじめての神嘗祭は大神嘗祭といいます。

ほかの神社でおこなわれる神嘗祭と大きく違う点は、天皇陛下が勅使(ちょくし)を遣わされることと規模です。

伊勢神宮の神嘗祭は「勅使祭(ちょうくしさい)」といって天皇陛下がその祭事のために勅使を派遣する数少ない重要な祭事です。

日本を代表する神社ということで全国から農業、漁業、酒造業などの関係者から神宮に奉納するため新穀などさまざまなお供えものが届きます。

神嘗祭の期間

神嘗祭期間中さまざまな神事がおこなわれていますが、その中でも代表的な4つの神事と日程を紹介します。

例えば、2023年、令和5年の神嘗祭の日程は以下のようになります。

神嘗祭2023年(令和5年)の日程

・由貴夕大御饌
(ゆきのゆうべのおおみけ)
外宮 10月15日 22時
内宮 10月16日 22時
・由貴朝大御饌
(ゆきのあしたのおおみけ)
外宮 10月16日 2時
(深夜2時)
内宮 10月17日 2時
(深夜2時)
・奉幣
(ほうへい)
外宮 10月16日 12時
内宮 10月17日 12時
・御神楽
(みかぐら)
外宮 10月16日 18時
内宮 10月17日 18時

内宮と外宮
内宮(ないくう)は皇大神宮(こうだいじんぐう)
外宮(げぐう)は豊受大神宮(とようけだいじんぐう)

神嘗祭や新嘗祭のように毎年実施されている神事のことを神宮では恒例祭といいます。

2017年の神嘗祭から1988年より約29年間、伊勢神宮の祭主を務めてこられた池田厚子さんが退任され、前回の式年遷宮などで臨時祭主をされてきた黒田清子さん(上皇陛下の長女で天皇陛下の妹)が神宮祭主に就任されています。

ちなみに祭主とは、天皇陛下に代わり神嘗祭など神宮でおこなわれる祭事において祈りを捧げ、奉仕をされる役割を担っています。

では実際にどのようなことをするのでしょうか。

神嘗祭の内容

神嘗祭の内容

・由貴夕大御饌
簡単に説明すると神様の食事です。

外宮なら豊受御大神、内宮では天照大御神の食事です。

夕大御饌は例えるなら夕食ということになります。

・由貴朝大御饌
御饌は神様の食事を意味しますから由貴夕大御饌と同じです。

こちらは朝という文字があるため朝食ということになりますね。

・奉幣
あまり聞きなれない言葉ですよね。

簡単にいえば、神様への贈り物をお供えすることを意味します。

神嘗祭の奉幣で例えるなら天皇陛下が伊勢神宮の内宮と外宮へ感謝の言葉や供物を贈られます。

その際には代理の使者「勅使」を遣わされます。

・御神楽
神楽は神様に喜んでいただくために奉納する古来から伝わる舞です。

神楽は神嘗祭だけでなくさまざまな神事で奉納されますね。

神宮と神楽は深いかかわりがあります。

それは内宮の神さまの天照大御神が天岩戸(あまのいわと)を閉じてこもってしまったときのこと。

八百万の神々が舞い踊たことで岩戸に隠れてしまった天照大御神が再び姿を現したという神話があります。

この出来事を聞くと天照大御神も楽しいことが好きなのかな。

そう考えると親近感がわいてきますね。

考えてみれば、神在月の出雲大社でも全国から集まった神々をおもてなしする舞いや宴がおこなわれます。

もしかすると前向きに顔を上げて、日々楽しい振る舞いをしていたら神さまも喜んで姿を現されて早いうちに良いことが起きるのかもしれませんね!

次に神嘗祭の混雑状況についてです。

当日の混雑状況

この期間中には通常の土日よりも多くの人が伊勢神宮に訪れます。

なかには神嘗祭の日程に合わせて毎年参拝する人もいます。

特に期間中に土日が重なると想像以上に混雑します。

当然、駐車場も混雑してしまい時間帯によっては満車ということもあります。

余談ですが、伊勢神宮でおこなう神嘗祭は内宮、外宮だけでなく一部の別宮でもおこないます。

神嘗祭|年間行事|祭典と催し|伊勢神宮
神嘗祭の予定と関連行事、催しのご案内。由緒と沿革についても紹介します。年間1500回に及ぶ伊勢神宮の恒例祭典の中でも、最も重要なお祭りです。

最後に伊勢神宮に参拝される人に参考になりそうな過去記事です。
伊勢神宮 アクセス
伊勢神宮 駐車場
伊勢神宮 参拝方法
伊勢神宮 お守り

伊勢神宮の新嘗祭(にいなめさい)
神嘗祭の約1ヶ月前におこなわれる新嘗祭。

この新嘗祭も神嘗祭と同様に神宮では重要な神事として位置づけています。
神嘗祭のおこなわれる秋は年によって冷え込み始めますので上着を1枚準備して良くとよいと思います。

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