全日本大学駅伝 2022
熱田神宮から伊勢神宮の内宮まで走っていく方法をご紹介します。
そうそう知りたかったんだよね!
なんて人は普通いないと思いますが、毎年、そんなチャレンジをする大学生たちがいます。
今回は、熱田神宮から伊勢神宮の宇治橋を目指し伊勢路を走る大学駅伝の頂上決戦「全日本大学駅伝2022」出場校や放送日、コース概要と中継場所のほか、熱田神宮をスタートして伊勢神宮をゴールとする駅伝らしい視点からの楽しみ方について紹介します。
追記
第53回(2021年)大会の結果を追記しました。
優勝 駒澤大学
2位 青山学院
3位 順天堂大学
4位 國學院大学
5位 東京国際大学
6位 早稲田大学
7位 明治大学
8位 中央大学
以上、8校がシード権を獲得。
駒澤大学は連覇、國學院は自校最高の4位、シード常連の帝京は13位。
なかにはスポーツ観戦が苦手という人もいると思います。
そんな人にちょっと変わった視点での楽しみ方も紹介します。
その前に、全日本大学駅伝についての基本情報を知っておくほうが良いですよね!
簡単に「全日本大学駅伝」について少しだけ説明します。
一般に全日本大学駅伝といわれていますが、正式には「秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会」といいます。
北海道から沖縄まで全国各地の予選会を勝ち抜いた大学駅伝の精鋭25校と日本大連選抜、東海学連選抜の2チームを加えた27チームが競い合い真の大学駅伝日本一を決める大会。
大学駅伝といえばお正月の箱根駅伝や出雲駅伝などいろいろ開催していますよね。
箱根駅伝
箱根駅伝は、前回大会まで出場校が関東の大学に限定されていたため、2023年予選会も関東の大学が占めています。
出雲駅伝
出雲駅伝は全国の大学から選抜方式で開催されている。
でも、この全日本大学駅伝は全国各地の予選会を勝ち抜いたチームだけが出場できます。
そのため、この伊勢路を走る全日本大学駅伝こそ大学駅伝の日本一を決める大会と言われる理由です。
全日本大学駅伝2022の開催日
テレビ朝日
7時45分〜13時40分
8区間
106.8km
この全日本大学駅伝は愛知県名古屋市熱田区の熱田神宮西門前をスタート。
三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前、宇治橋がゴール。
8区間8名の選手がタスキをつなぎゴールの伊勢神宮を目指します。
次に出場校をチェックします。
全日本大学駅伝2022 出場校
54回、全日本大学駅伝、出場校がすべて決定しました。
- 駒澤大学(29回目/27大会連続)
- 青山学院大学(12回目/10大会連続)
- 順天堂大学(27回目/6大会連続)
- 國學院大學(110回目/8大会連続)
- 東京国際大学(4回目/4大会連続)
- 早稲田大学(28回目/16大会連続)
- 明治大学(16回目/15大会連続)
- 中央大学(29回目/2大会連続)
シード校は、前年大会の優勝校を含めた上位8校になります。
- 札幌学院大学(29回目/5大会連続)
- 東北大学(16回目/3大会連続)
- 神奈川大学(18回目/4大会ぶり)
- 東洋大学(30回目/15大会連続)
- 創価大学(初出場)
- 東海大学(35回目/9大会連続)
- 大東文化大学(43回目/5大会ぶり)
- 中央学院大学(16回目/10大会連続)
- 日本大学(42回目/2大会ぶり)
※関東からは上記7校の他、シード8校も出場しています。
- 新潟大学(13回目/3大会ぶり)
- 皇學館大学(6回目/6大会連続)
- 愛知工業大学(19回目/3大会ぶり)
- 立命館大学(34回目/22大会連続)
- 関西学院大学(12回目/4大会連続)
- 大阪経済大学(24回目/2大会連続)
- 環太平洋大学(3回目/2大会連続)
- 第一工科大学(26回目/2大会連続)
次にコース概要・コースマップをチェックしましょう。
コース概要
全日本大学駅伝コースマップ
選手たちは名古屋から伊勢まで幹線道路を走るため、交通規制を実施します。
全日本大学駅伝公式サイトの交通規制PDF
熱田神宮をスタートした選手たちは名古屋から伊勢まで8区間を走行します。
沿道で応援する人のなかには、例年決まってテレビ局の中継所近くで応援する人も少なくないと思います。
3大会前の全日本大学駅伝から中継ポイントが上のコースマップのように変更になっていますのでご注意ください。
また、出場選手は幹線道路を走るため、名古屋から伊勢まで交通規制を実施します。
全日本大学駅伝、沿道での応援についてのお願いPDF
さて、ここからは全日本大学駅伝2022を当ブログだからこそ?の視点での楽しみ方をご紹介していきます。
全日本大学駅伝2022の楽しみ方
やっぱり一番多い駅伝の楽しみ方は、出身校や地元の思い入れのある大学を応援するケースですね。
次に、お気に入りの選手を応援するパターン。
観戦も自宅でゆっくりテレビ派と現地で臨場感を感じて応援したい派に分かれます。
現地での応援派は、コース沿線のグルメや観光もあわせて楽しんでいる人が多いように思います。
例えば
全日本大学駅伝の場合には名古屋ならば、鰻のひつまぶしや味噌カツを味わって名古屋城に登城、熱田神宮で応援する大学の戦勝祈願。
ゴールの伊勢では伊勢神宮の内宮・外宮の参拝、おかげ横丁で食べ歩きをして、夜は宿泊先で伊勢えび。
確かに駅伝で走る沿道グルメを楽しむのも良いですよね!
ただし、マスクを着用、声出しでの応援は控える、密にならないよう人との距離を保つように呼び掛けています。
全日本大学駅伝の「聖戦」を楽しむ
この熱田神宮から伊勢神宮へとタスキをつなぐを駅伝そのものが、すでに熱い戦い。
しかし、それだけではなく「ある聖戦」がこの伊勢路を駆け抜ける全日本大学駅伝には隠されています。
そこに登場する大学は今大会の場合「4校」です。
・皇学館大学
・國學院
・駒澤大学
※順不同、50音順。
この4校を見て「なるほど!」と、ピンッときた人はある意味で凄いです。
これまでの大学駅伝での成績から推測した場合、青山学院大学は駅伝の強豪校。
國學院も第31回出雲駅伝で優勝、今年34回では2位を記録して近年頭角を現してきている。
駒澤は言わずと知れた強豪校で、先月開催の第34回出雲駅伝で優勝。
しかし、皇学館大学は2017年に初出場、今大会で6回目で駅伝強豪校とは言えないですね。
それなのに皇学館大学?
その答えは「それぞれの大学の”建学の精神”」です。
これで、なるほど!と答えが分かった人もいるかも知れません。
では、各大学の「建学の精神」をチェックしてみましょう。
・青山学院大学の建学はキリスト教。
・駒澤大学は仏教。
言いかえると神道(日本の神さま)・キリスト教(海外の神さま)・仏教(仏さま)の教えを建学の精神とする大学。
その4校が熱田神宮をスタートし、伊勢神宮の宇治橋を目指しタスキをつなぎます。
まさしく、聖なる戦ではないかと・・・って、ちょっと無理くりですけど。
といってもこの戦いは正々堂々と日ごろ鍛えた選手たちが「優勝」を手にするための平和で清々しい駅伝大会。
伊勢神宮の内宮に鎮座し八百万の神々の頂点に立つ天照大御神の勝利の微笑みに恵まれるのはどの大学なのか!
今年は、少し違った視点で楽しんでみるのも良いかもしれません。
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