伊勢神宮 初詣
2023~2024年の年末年始、伊勢神宮の初詣に訪れる方に向けて、参拝時間(開門・閉門時間)、お守り・お札・御朱印の授与時間、御祈祷等の受付時間、注意点。
例年、混雑する時間帯、比較的に参拝しやすい時間帯のほか、大晦日から元旦にかけての伝統的なお伊勢さんでの過ごし方、おかげ横丁の夜間営業情報についてご紹介しています。
では、さっそく伊勢神宮の初詣【2023~2024年版】をチェックしていきましょう!
初詣・お正月期間中の参拝時間
初詣期間中(お正月)の参拝時間 2023~2024年
12月31日(日) | 5時~終日 | 1月1日(月)~4日(木) | 終日 | 1月5日(金) | 0時~20時 | 1月6日(土) | 5時~20時 | 1月7日(日) | 5時~20時 |
大晦日から元旦および三が日と1月4日から5日の早朝まで終夜参拝ができます。
また、1月5日~7日は20時までの夜間参拝が可能です。
参拝時間は内宮、外宮および各別宮も同様となります。
伊勢神宮では例年、初詣期間中のお正月三が日を含めた大晦日から1月4日まで終日参拝ができます。
御垣内参拝について
1月1日(月) | 夜明けから日没 |
1月2日(火) | 夜明けから日没 |
1月3日(水) | 夜明けから日没 |
1月4日(木) | 夜明けから日没 |
1月5日(金) | 夜明けから日没 |
1月6日(土) | 夜明けから日没 |
1月7日(日) | 夜明けから日没 |
1月8日(月・成人の日) | 夜明けから日没 |
大晦日~1月8日(月・成人の日)の間は、夜明けから日没(日の出から日の入)まで例年通りとなります。
夜明けから日没と曖昧な表現になっていますが、これは国立天文台が発表する日の出・日の入時間に合わせているのではなく、毎日、現地(内宮)にて神職が実際に夜が明けた、日が沈んだを視認して決めているためです。
初詣、三が日の参拝者数(2023年)
2023年は内宮と外宮を合わせ、お正月三が日に初詣に訪れた総参拝者数は約37万5千人で、2022年より約4万3千人の増加し、年間の総参拝者数も約603万7千人で、コロナの影響を大きく受けた2021年と比較して、約221万人の増加。
年末年始は年間を通して、もっとも賑わい混雑します。
続いて、初詣期間中、コロナ渦でのご祈祷について。
御祈祷について
12月31日(日) | 8時30分から終日 | 1月1日(月) | 0時から17時 | 1月2日(火) | 7時30分から17時 | 1月3日(水) | 7時30分から16時30分 | 1月4日(木)~8日(月・成人の日) | 7時30分から16時30分 |
1月9日(火)以降 | 8時から16時 |
ご祈祷について
続いて、お札・お守り、御朱印の授与時間について。
御神札・御守授与所の取り扱い時間(営業時間)
12月31日(日) | 5時~終日 | 1月1日(月)~4日(木) | 終日 | 1月5日(金) | 0時~20時 | 1月6日(土) | 5時~20時 | 1月7日(日) | 5時~20時 |
内宮、外宮および各別宮も参拝時間と同じ時間内で御神札・御守を授与します。
オフィシャルサイトをご覧になりたい方は「内宮の授与品」「外宮の授与品」をご確認ください。
御朱印について
初詣で賑わうお正月中も持参した御朱印帳に記帳していただけます。
ただし、希望される方が多数で待機の列が発生するような混雑時は密を避けるため中止し、事前に書置きした御朱印での対応となります。
また、内宮・外宮では下記の期間に限り、臨時御朱印所が設置されます。
設置期間 | 大晦日~1月8日(月・祝) |
---|---|
設置場所 | 内宮 神楽殿授与所 (元の場所・通常の場所) ※2022年の年始とは異なり、従来の場所となりますのでご注意ください。 |
外宮 神楽殿西方仮設建物 (例年の神酒授与所の場所) |
開設時間の目安(2021~2022年の実績)
- 12月31日(土)23時ごろ ~
1月1日(日)17時ごろ - 1月2日(日)~ 10日(月・祝)
9時ごろ ~ 夕刻
臨時御朱印所の開設時間外は、従来通り、両宮ともに神楽殿にて拝受できます。
では、初詣期間中の混雑するピーク、比較的に混雑しない時間帯はいつでしょう。
混雑のピークと所要時間
混雑時間帯:11:00~16:00
混雑のピーク:11:00~13:30ごろ
所要時間:2~3時間
やはり時代が変わっても元旦に初詣される方が多いです。
内宮も外宮も早朝から徐々に人が増え始め午前11時ごろにピークを迎えます。
この混雑する時間帯に参拝しようとすると内宮では2~3時間必要だと思っておくのが無難です。
初詣にあわせて伊勢神宮周辺では交通規制や駐車場の利用制限が実施されるため、内宮・外宮にたどり着くのにも時間がかかります。
通常の土日でも混雑しますが、お正月期間中は初詣に訪れる参拝者が多く大変な混雑となります、
でも、なんとか混雑を避けたいと思いませんか?
比較的に混雑を避けやすい初詣におすすめの時間帯を紹介します。
混雑を回避しやすい時間帯
- 早朝5:00~6:00
- 夜20:00以降
混雑を回避しやすい時間帯は元旦であれば年越しに合わせて初詣に訪れた参拝者が比較的に少なくなる早朝の5時~6時半ごろです。
夜の時間帯であれば20時半以降です。
混雑状況をリアルタイムチェック
コロナ禍、密は避けたいところ、そんな状況を考慮して伊勢市ではリアルタイムで空き・混雑具合を可視化、確認できる「VACAN Maps(バカン マップ)」を活用し、伊勢神宮内宮・外宮、おはらい町、おかげ横丁、伊勢市駅、夫婦岩・二見興玉神社など主要観光地9カ所の混雑状況を誰でもスマホやパソコンから確認できるサービスを提供しています。
主要観光地のほか、おはらい町やおかげ横丁内の一部店舗内の混雑状況についても配信、当ブログの「こちら」の記事でご紹介しています。
せっかく伊勢神宮に初詣に行くなら宇治橋、大鳥居越しの初日の出を見ることができる早朝参拝がおすすめです。
数年前に話題になった大鳥居の中心から朝日が昇る神秘的な光景は、冬至から1月下旬ごろまでの期間限定の絶景。
そのため、ここ数年は初詣とあわせてご来光を眺めようと日の出時間が近づくと宇治橋周辺に人々が集まり大混雑します。
初日の出は元旦の朝に初詣の時にしか見ることのできないもの特別な意味を持っていますよね!
ちなみにその他の季節でも時間帯によって青空と雲のコントラストが絶妙な鳥居越しの太陽を撮影することができます。
当ブログのこちらの記事で「お正月中の日の出時刻」をご案内しています。
では、話を元に戻します。
初詣の前に大祓を忘れずに!
大晦日、伊勢神宮では12月の大祓(おおはらい)が執り行われます。
大祓は知らず知らずに犯した罪穢れを祓い清めて、心新たに清々しい気持ちで新年を迎えるための神事です。
神職以下、すべての神宮職員が大祓で災悪の原因となる罪穢れを祓います。
大祓、その厳かな神事にふれることで、心身を清らかにしてから初詣をする方が確かに効果的な気がしますよね!
自らの過ち失敗、すべてを受け入れ、愚痴や後悔、妬みなど「不の思想」を祓い浄化する。
そして、元旦の初詣に感謝と誓いの祈りをささげ、神々しい朝日を拝する。
太陽神を祀る伊勢神宮だからこその初詣の醍醐味(だいごみ)です。
ちょっとまじめな事を書いてしまいましたね。
続いて、年越し初詣までの過ごし方。
伊勢神宮での初詣までの過ごし方
大祓から初詣に出かけたら年明けまで時間がありすぎだよ!
大晦日、伊勢神宮の表参道では篝火(かがりび)が焚かれます。
神職が昔ながらの方法でおこした神聖な小さな火種が神宮の森であつめた焚き木に燃え移ると一年の終わりを照らす大篝火となります。
大晦日を伊勢の地で迎え、年越しとともに初詣に出かけられるなら「お餅と焼き網」を持って行きましょう!
古くから地元では篝火でお餅を焼いて、明くる年の無病息災を祈ります。
毎年、初詣に来られる人の中には遠方でもわざわざお餅と長い柄をつけた焼き網を持参される人もいます。
お住まいの地域によっては初詣のときに同じような風習があるという人、初詣の時にはしないけど小正月の1月15日のどんど焼き(どんどん焼き)でお餅を焼いて食べたことがある人もいらっしゃると思います。
しかし、それだけでは年越しまで時間をもて余してしまいます。
次は伊勢の町の大晦日から元旦までをのぞいてみましょう。
初詣と伊勢のもてなし
伊勢の人々の暮らしは神々とともにあります。
そのため、おはらい町もおかげ横丁も新年の祈りを伊勢神宮にささげる初詣の参拝者を迎える準備がされています。
おはらい町を散策しながら、夕食を食べて時間を過ごす。
大晦日の夜、おはらい町のなかでもひときわ賑わいをみせる店があります。
朔日参り(ついたちまいり)の朝粥(あさがゆ)が人気の「すし久」です。
毎月1日(朔日)にだけ早朝5時から提供される人気の朝粥をこの日は夜23時から食べることができます。
新春を寿ぐ一膳には大納言が添えられ、冷えた体をやさしい味は心から温めてくれる。
年越し粥を味わうのも、神宮へ初詣した良い思い出になるのではないでしょうか。
やはり、皆さん初詣のために来られて同じように時間を過ごそうとするので混雑は避けられません。
おかげ横丁の店舗もおはらい町のお店も初詣にあわせて営業時間が延長されます。
おかげ横丁 年末年始の営業時間と店舗【2023-2024年の場合】
2023年12月31日~2024年1月1日までの夜間および1月2日~3日までの年末年始の営業時間は以下のようになります。
営業日 | 営業時間 |
---|---|
12月31日(土) | 9:30~翌朝7:00(一部店舗で休店の時間帯あり) |
1月1日(日) | 8:00~19:30 |
1月2日(月) | 8:00~19:30 |
1月3日(火) | 8:00~19:00 |
三が日以降の年末年始営業日・営業時間の詳細はおかげ横丁オフィシャルサイトの「年末年始の営業のご案内」でご確認いただけます。
最後に伊勢神宮の初詣に来られる際の注意点をご紹介します。
国民の総氏神として親しまれている伊勢神宮だけにお正月三が日からたくさんの初詣者が押し寄せ周辺は大変混雑、渋滞します。
その解消のため伊勢地域では年末年始、伊勢神宮の初詣期間にあわせ大晦日から内宮、外宮周辺をはじめ近隣の道路や高速道路の出口など複数個所で交通規制が実施されます。
また内宮では駐車場の一部が無料シャトルバスの乗降場所として閉鎖されるなど利用が制限されるため1月に伊勢神宮の初詣に来られるなら公共交通機関を利用することをおすすめします。
しかし、さまざまな理由で自家用車でアクセスしたい人も居ると思います。
その再は初詣時の伊勢神宮駐車場と交通規制範囲などをまとめた記事を参考にして下さい。
年末年始・大型連休中の交通規制
基本の参拝方法もおさえておきたいですね!
伊勢神宮 参拝方法
余談ですが、初詣に行ったら雨に降られたり、初日の出が雨で見られなかったそんな経験をした人は多いと思います。
確かに晴れていた方が気持ちいですし、せっかくなら日の出を見たいですよね!
でも、雨でも残念がらないでください。
地元伊勢では神宮に参拝する時の雨は罪や穢れなど良くないものを洗い流してくれるものといわれています。
新たな年が実り多き充実したものになると良いですね!
その前に毎年のようにちょっと気なる疑問のひとつで「初詣はいつまで」という点を解決しておきます。
2024年の初詣はいつまでに?
結論、初詣に「いつまで」という明確な決まりはありません。
現在ではライフスタイルの変化から新しい年を迎えてはじめて神社などにお参りすることを「初詣(はつもうで)」または「初参り(はつまいり)」としています。
でも、実は初詣の原点を平安時代までさかのぼると大晦日から元旦の朝まで神さまに祈りをささげた「年籠り(としごもり)」にたどり着きます。
その年越しの祈りは時代とともに大晦日の除夜詣り(じょやまいり)、翌日の元日詣り(がんたんまいり)と変化。
そして現在では新年1月のうちに参拝するという初詣のスタイルになりつつあるようです。
しかし、迎える2024年の初詣は目安として昨年同様「節分」2月2日ごろまでを初詣期間と考え、ゆとりをもって「分散参拝」くださいと多くの神社や寺院が呼びかけています。
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