神嘗奉祝祭 2018年
日本全国から有名なお祭りが伊勢に集まり、その美しさ、それぞれの祭りの粋を競う「祭りのまつり」というイベントをご存知ですか?
お祭りのおまつりこと「神嘗奉祝祭(かんなめほうしゅくさい)」は全国的にあまり知られていないかも知れません。
しかし、沖縄、九州、四国、関西、関東、東北と各地から日本を代表する有名で人気のある郷土のお祭りが奉祝のため一堂に集まり花火まで打上げる大規模なものです。
今回は平成最後の「神嘗奉祝祭2018年」の日程や見どころ、参加予定のお祭りについてを紹介します。
さっそく日程を・・の前に。
勘違いされる人がいますが「神嘗祭」と「神嘗奉祝祭」の開催日は一緒ですが、正しくは別のものです。
伊勢神宮の神事である神嘗祭については「神嘗祭の意味と伊勢神宮での日程と内容」でチェックできます。
ここでご案内する「神嘗奉祝祭」は伊勢神宮のなかでも重要とされる神事のひとつ神嘗祭(かんなめさい)が実施されることをお祝いするためにはじまった祝賀イベントにあたります。
神事ではないので堅苦しいことは一切なし、思いっきり盛り上がれます!
そのため、神嘗祭と奉祝祭を楽しむツアーなどが季節が地下ずくと
記事の最後に全国から集まる有名なお祭りの一覧と会場をリストアップしています。
では、本題に戻って日程です。
神嘗奉祝祭の期間
前夜祭
16時20分~21時
会 場:三重県営サンアリーナ
三重県伊勢市朝熊町字鴨谷4383-4
神嘗奉祝祭の前夜祭として三重県営サンアリーナの特設ステージで本番前に一足早く楽しむことができます。
去年の前夜祭もたくさんの人が会場に訪れ盛り上がっていました。
今年2018年の前夜祭は日曜の夜になりますね。。
初穂曳(はつほびき)外宮領陸曳(げくうりょうおかびき)
10時~12時半
会場 高柳商店街~外宮
奉祝祭(祭りのまつり)
11時20分~15時20分
会 場 外宮前県道、外宮火除け橋前、勾玉池の舞台
初穂曳(はつほびき)内宮領川曳(ないくうりょうかわびき)
10時~14時半
会場 五十鈴川~内宮
神嘗奉祝祭の内容とみどころ
平成最後となる神嘗祭、そして神嘗奉祝祭、初穂を全国各地から奉納に訪れた一行とともに五穀豊穣の感謝と神宮の神嘗祭を祝い舞い踊るお祭りです。
②祭りのまつりと奉納花火。
①初穂曳(奉納行事)
初穂曳(はつほびき)なかなか耳にしないですよね。
曳は、その新穀を引っ張ることを意味しています。
外宮領陸曳は勇壮な木遣り(きやり)唄と「エンヤァ」のかけ声とともに山車のような「奉曳車」を法被(はっぴ)姿の神領民が曳き進み外宮さんに新穀を奉納します。
内宮領川曳は五十鈴川から船で内宮に新穀を奉納する一行を見学するものです。
・外宮領陸曳
外宮から15~20分ほどの場所にある高柳商店街付近から3台の奉曳車が約20分おきに出発して月夜見宮前を通り外宮まで行列が進みます。
・内宮領川曳
伊勢神宮のB6駐車場付近から川船が五十鈴川をさかのぼり、宇治橋手前で神域に入ります。
次は全国のお祭りが集まる「祭りのまつり」です。
②祭りのまつり(奉祝イベント)
神嘗奉祝祭は全国の有名なお祭りが集合する賑やかで華やかなイベントです。
近年では東北六魂祭をはじめ、各地で人気のお祭りを集合させたイベントが開催されています。
そんなお祭りイベントの中でも、この神嘗奉祝祭は15府県から19団体が参加する最大クラスのものです。
しかも、本来の「お祭りの意義」の視点から見ると、観光客や見物人を楽しませながら神さまへ感謝とお供えをするという主旨がブレていないため「日本一の総祭り」といえます。
余談ですが、お祭りの語源は「神さまを”祀る”」の祀り(まつり)だとされます。
その主旨は「神さまへの感謝」や「自然の恵みへの感謝」など。
現代のような賑やかなものではなく、厳粛な神事、祭祀だったようです。
外宮前県道、外宮火除け橋前、勾玉池の舞台
最後に見学できるお祭りをまとめました。
お祭り一覧
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踊り
- 阿波踊り/徳島
- 阿波踊り/徳島
- 花笠踊り/山形
- 沖縄エイサー/沖縄
- 郡上おどり/岐阜
- 木曽踊り/長野
- 越中おわら風の盆/富山
- よさこい鳴子踊り/高知
- 西馬音内盆踊り/秋田
- おんぽい節/岐阜
- さんさ踊り/岩手
- 河内音頭/大阪
- じゃこっぺ踊り/三重
- 佐渡おけさ/新潟
- 伊勢音頭/三重
その他の演舞など
木遣り(きやり)
木曽木遣り
諏訪御柱木遣り
関東木遣り
民謡
宮崎県民謡
花火
奉祝花火
2017年は14府県、18団体が神嘗祭を祝うため奉祝祭に参加。
2018年に参加団体は未発表。
余談ですが、10月の伊勢市は神嘗祭が実施される前の週末から「伊勢まつり」から開催され例年16日までおまつりウィークとなります。
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